四万十川流域の百名花 NO.14 ~ホタルカズラ、レンゲ、ムラサキサギゴケ、ギンリョウソウ~

 

 

DSC_3930ホタルカズラ圧縮版

ホタルカズラ(四万十川百名花の27)

山地草原や岩石地に生え、花はサファイア・ブルーで、まさに花の宝石。低地では概ね4月上~中旬頃、標高1000mを超える高所では5月中旬~下旬頃に開花することから、四万十川流域では、長い間、観賞することができます。高知県では数の少ない植物で、絶滅危惧種に選定されています。(2013年4月13日撮影、四万十市)

 

 

 

DSC_3998レンゲ圧縮版

レンゲ

かつては水田の肥料としてよく使われ、各所にレンゲ畑が見られましたが、最近では化学肥料が使われるようになって、めっきり少なくなりました。群生することが多く、遠くから見ると、とても綺麗ですが、近寄ってみると意外に形の良い花が少なく、撮影にてこずる植物です。黄色い花は、オヘビイチゴ。(2013年4月13日撮影、四万十市)

 

 

 

DSC_4043ムラサキサギゴケ圧縮版

ムラサキサギゴケ

水田雑草と呼ばれる類の植物で、人里の湿った場所でよく見かける植物です。しかし、雑草とはいえ、これだけ一面に咲くと見事です。満開のシバザクラを連想させます。(2013年4月13日撮影、四万十市)

 

 

 

DSC_4128ギンリョウソウ圧縮版

ギンリョウソウ

腐生植物の1種で、土中の菌類と共生(栄養分を補給)しており、葉緑素を持ちません。そのため、花も葉も茎も、全体が半透明色をしています。腐葉土壌に生え、異様な形から気持ちが悪いという人もあれば、水晶のようで綺麗だという人も居ます。(2013年4月14日撮影、四万十市)