DSC_9791シモツケソウ

●シモツケソウ

高山に生え、イブキトラノオ、シコクフウロソウとはよく混生して、夏のお花畑を作ります。特に長野県霧ヶ峰の群生地は有名で、同山の代表花になっています。その美しさから「高原の女王」と呼ばれ、満開時には四隣を圧するものがあります。(2013年8月3日撮影、愛媛県久万高原町)

DSC_9595ホソバノヤマハハコ

●ホソバノヤマハハコ(四万十川百名花の41)

高山の草原や岩石地に生えます。葉には綿毛が密生して、植物そのものも、生育環境も、アルプスの名花、エーデルワイスに似た雰囲気があります。花は蕾の頃から美しく、ダイヤモンドのようです。四万十川流域では降雨日数の減少に伴う土壌の乾燥化に伴って全体的に減少していますが、場所によっては、見事な群生地も残っています。(2013年8月3日撮影、愛媛県久万高原町)

DSC_9882ツリガネニンジン

●ツリガネニンジン

沿海地から標高1500m級の山地まで、広く分布しています。葉は3~4枚輪生して、夏から秋にかけて、紫色の花をたくさん咲かせます。名前はツリガネ(釣鐘)ですが、どちらかと言えば、クリスマス飾りに使われる鈴のように見えます。高山から里山へと順次、開花していきます。(2013年8月3日撮影、愛媛県久万高原町)

DSC_9914シコクフウロソウ

●シコクフウロソウ(四万十川百名花の56)

高山に生え、夏のお花畑を形成する代表的な植物。一面に咲くと、そのままラッピング・ペーパーの柄になりそうな眺めになります。ピークは8月下旬頃で、群生地では魔法の杖を一振りしたかのような見渡す限りピンク色の花で染まります。(2013年8月3日撮影、愛媛県久万高原町)

DSC_9970ヒメナミキ

●ヒメナミキ

水湿地に極めてまれに生えます。県内では四万十市内の水湿地だけに、自生しています。葉は丸みを帯びた三角形で対生して、葉腋に長さ2~3ミリの小さな花を一個付けます。(2013年8月4日撮影、高知県四万十市)