10月30日(金)四万十町及び(財)四万十川財団主催、『四万十町の文化的景観の可能性』と題した、重要文化的景観巡りのバスツアーが開催されました。これは、この2月に選定された四万十川流域の重要文化的景観の活用について探っていこうというもので、四万十町の職員をはじめとした町内の活用を進めるメンバー約20名が参加しました。
当日は、9時に旧都築邸(半平旅館)に集合。「四万十町の文化的景観」西森初美氏の講演の後、高南台地区域の一斗俵沈下橋に向け出発。ガイド役を務める池田十三生氏から、一斗俵沈下橋の歴史や高南台地の歴史、また至る所にある重要景観木についての説明を受けました。
その後、一行は大正奥四万十区域に移動。ここでは、大正中津川にある人気の民宿『はこば』で山の幸をふんだんに使った地域食ランチをとりながら、田辺荘市氏・田辺客子氏から中津川集落の取り組みについての話を伺いました。
ランチの後は、久木ノ森風景林に移動し散策。その後、四万十川中流域の小野集落で十川泉貨紙の制作にあたる平野直人・修弘氏(清流通信139章参照)の工房を訪問。泉貨紙づくりの説明を受けました。
午後4時、とおわ道の駅に到着後、中平大世氏より「小野・三島集落の歴史について」聞き、意見交換会。その後今度は川の食材を使った地域食で交流会がもたれ、今後の活用についての意見交換が行われました。