2月2日~3日、 滋賀県高島市及び京都府宇治市に於いて、『重要文化的景観に関わる現地視察』が行われました。参加者は、四万十川流域5市町等で組織する、文化的景観連絡協議会のメンバー等の総勢12人。 四万十川流域は、昨年2月に国の重要文化的景観の選定を受けましたが、文化的景観を活用した地域ブランド化や交流の促進、流域生産物への付加価値をつけたり住民主体の取り組みをどう展開していくかを検討中です。そこで今回、先進地を視察することで、今後の活動にそれを活かしていこうと、高島市・宇治市のご協力を得て、視察研修が実施されました。


2月2日(火)滋賀県高島市 針江生水の郷

四万十市中村を朝6:12発のJR南風6号で、琵琶湖が見える滋賀県高島市に一行が到着したのは午後1時。 13:30 高島市教育委員会の方々に高島市の取り組みについての報告を頂き、その後質疑応答に。行政としての取り組み、住民との連携等について、貴重な報告を頂きました。 その後、一行は針江生水の郷を見学。この地域はこの1月に第二次申請をした地域で、市域中部を流れる安曇川の伏流水を主な起源とする湧水と、それにつながるカバタ・水路・河川・内湖・琵琶湖の様々な『水』に密接した人々の生活が作り上げてきた独特の景観があります。ここでは、住民の方で組織された『針江生水の郷委員会』のベテランガイドの方々に、丁寧に地域の案内をしていただきました。



2月3日(水)京都府宇治市


翌日は、四万十川流域と同じ昨年2月に重要文化的景観に選定された宇治市。世界遺産の平等院があるここは、古くから有名なブランド宇治茶生産の街でもあります。まずは宇治市歴史まちづくり推進課の方々から、重要文化的景観に選定されるまでのいきさつや行政・住民の連携についての貴重なご報告を頂き、質疑応答へ。その後、宇治市の町並みをご案内いただき、これからの取り組みの課題等にふれてお話を伺いました。