あなたらしい切り口で。水面には暮らしも映り込むんです。

絵になる風景がたくさんの四万十川。移り変わる季節に応じて、山の色合いも水の色も変化します。

春には菜の花や芽吹くヤナギ、萌える山、夏の午後のキラキラ光る水面、秋の紅葉では山が紅く染まります。雪化粧の沈下橋が見られたらとてもラッキーです。

四万十川は、人と川の距離が近いことが特徴です。いつ訪れても、川のどこかに働く人、楽しむ人の姿を見ることができるはず。シャッターを切ればそこに流域の暮らしが映り込むでしょう。

ぜひあなたにしか撮れない「川に人の暮らしがある風景」を写真に切り取ってみてください。

定番撮影スポット

▶ 岩間沈下橋(四万十市西土佐)

四万十川と言えば!のド定番の景色が広がる岩間沈下橋。広く雄大な四万十川、川を渡る沈下橋、川を囲む緑あふれる山々。四万十川ってこんなところ、をそのまま形にしたような風景です。風のない日は川面に空と山が映り込みとても美しい写真が撮れますよ。
※この構図は道路からの撮影になります。交通の邪魔にならないように注意しましょう。

▶ 神在居の棚田(梼原町神在居)

日本の棚田百選にも選ばれた神在居の棚田。幾重にも重なる水田が美しいです。集落の中から撮っても絵になりますが、少し離れた展望台から撮るのもおススメ。稲が青々と眩しい5月~6月、金色の稲穂が美しい11月頃がおススメの撮影時期。

▶ 学童の渡し展望台(四万十市勝間)

下流らしいゆったりとした蛇行、ゆったりとした流れ、広い川原がバランスよく眺められる撮影スポット。四万十川らしい写真を撮りたいと思う方はぜひ足を運んでみてほしい場所です。

▶ 一斗俵沈下橋(四万十町米奥)

四万十川に残る一番古い沈下橋は写真映えスポット。グリーンに澄んだ水と周辺の田園風景は何とも言えない静かな空間を作り出しています。夏場になると元気よく飛び込む子どもたちにも出会えるかも。5月には地域の小学生が作った丸太の鯉のぼりが泳いでいるのでぜひカメラに収めてほしいですね。

おススメ撮影スポット

▶ 入田ヤナギ林(四万十市入田
四万十川の河川敷に広がるヤナギ林。3月になれば菜の花が一面に咲いてとてもきれいです。周辺はキャンプ場になっているため、GWや夏休みはキャンプ客で賑わいます。

▶ 三島(四万十町昭和)
四万十川最大の中州。中州を活用して地元の人たちが農業をしており、初夏には田んぼの緑が、春には菜の花畑が三島全体に広がります。また、沈下橋とJRの鉄橋が一度に見られる場所であり、多くの撮り鉄たちも訪れます。

▶ 久木の森山風景林(四万十町中津川)
かつて多くの良材を搬出し、四万十川流域の林業を支えた森林。緑が美しい天然林と四万十川の支流、中津川の澄んだ流れが何とも言えない癒しの空間を生み出しています。

どこを撮っても絵になる四万十。まだまだ映えるスポットはたくさんあります。皆さんも四万十川を巡りながら、お気に入りの撮影ポイントを見つけてみてください。