概要
四万十川の上流域で見られる、七夕の行事です。七夕飾りやわら馬、野菜などを紐に吊るし、川の上や橋に渡します。先祖供養や、豊作を願うために行われる伝統行事です。
特徴
わら馬が盆に帰りくる祖霊を迎えに行くという意味をこめています。また、七夕祭りでもあるので、四万十川を天の川に見立て、彦星が馬に乗って天の川を渡り、無事織姫と会えますようにと願いを込めている地域もあります。川辺で見える夏の風物詩です。
七夕飾りは、しめ縄、野菜、盆花等と一緒に飾り、先祖供養と五穀豊穣を祈願します。木で作られた「ちぎり」という飾りには夫婦円満の願いが込められています。
祭りの後には川に流すという習慣があります。 かつて川には「神様に願いを届ける」「清める」といった役割があったからです。
基礎情報
【見られるエリア】 津野町四万十川・北川川周辺 / 梼原町
【見られる時期】 7月7日近辺 津野町下野は8月の旧暦お盆