概要

 沈下橋もない、今より川を渡るのが危険だった時代に、安全に川を渡れるようにと願いを込めて作られました。かつての渡河の大変さを今に伝えるものです。多くのお地蔵さんは両岸に、向かい合うように置かれています。

特徴

 かつて渡り場や渡舟場だった場所、板橋がかかっていた場所の他、沈下橋の周辺に設置されており、いずれも川を渡っていた場所に作られているため、渡河の際の安全を祈るものだったと考えられます。かつての渡河が危険と隣り合わせだったことをうかがわせる、大切な資料であり、今もなお川の安全を見守る大切な守り神です。

~見渡し地蔵がある場所~
中土佐町:高樋沈下橋・長野沈下橋
四万十町:一斗俵沈下橋・清水大橋
四万十市:四万十川大橋

注意点

川の近くや道路脇にあるので、転落や車の通行には気を付けてください。

基礎情報

見られるエリア:四万十町 四万十市 中土佐町
見られる時期:年中

問い合わせ先

(公財)四万十川財団  TEL:0880-29-0200