概要

普段は穏やかな四万十川も、時には台風や大雨により増水して氾濫を起こします。大きな水害に備えて、過去に起こった洪水の最高水位を知らせるための石碑が、四万十川流域の各所に作られています。

特徴

 高知県は土佐湾を挟んで弓状を呈する地形をしていることもあり、湿った気流が流れ込みやすく、全国で最も降水量が多い地域のひとつです。特に初夏から秋にかけては、台風の影響により猛烈な雨に見舞われ、普段は穏やかな四万十川も急激な増水や氾濫を起こすこともあります。
 そのような過去に起きた水害を後世に伝えるため、自然災害碑が設置されています。特に四万十町には明治23(1890)年7月、四万十市には明治23年9月と昭和10(1935)年に起きた大洪水の高さを示す石碑があります。平成に入ってからは、増水による浸水高を、電柱や標識などに示している場所もあり、今後その地を訪れる人々へ情報を伝える大切な役割を担っています。

~代表的なもの~
・ハイタカ神社の洪水碑(四万十市西土佐口屋内)
・七里沖代部落集会所の洪水碑(四万十町七里)
・四万十川橋(赤鉄橋)近くの洪水碑(四万十市不破) など
詳しくは、国土地理院地図自然災害伝承碑でも調べることができます。

注意点

案内看板などは設置されていないので、見落とすことがあるかも。

認定のポイント

 水害の記録や碑があることで、これまでの浸水エリアが把握できるほか、浸水域の土地は水田や畑として利用されていることに気づくことができます。今はIターンなどの移住者も増えるなど、将来的に水害を知らない・意識しない方が増えていく可能性がありますが、水害伝承碑を通して、その地域の水害の歴史や対策、土地の使い方など地域内外に後世に語り継いでいくことができると考えています。これからも四万十川で安全に暮らしていくために欠かすことのできない資料です。

基礎情報

見られるエリア:四万十川流域
見られる時期:一年中 

問い合わせ先

四万十町教育委員会生涯学習課  TEL:0880-22-3576
四万十市教育委員会生涯学習課  TEL:0880-34-7311