概要

 鉦や太鼓を叩きながら松明を焚き、田んぼの横などを火のついた松明を持った人々が列をなして練り歩きます。虫送りは、薬が普及していない時代に農作物につく害虫を追い祓い、五穀豊穣・無病息災を祈願する行事です。

特徴

 昔は全国的に行われていたと言われていますが、近年では農薬の普及に伴い、珍しい光景になってきたため、今後も残していきたい風景です。現在は、四万十川流域でも梼原町の四万川地域でのみ行われています。薄暗い中を多くの松明の列が練り歩く光景は非常に幻想的です。梼原町では、大祓いの前日である毎年6月29日に実施されています。

虫送りについて、こちらでも紹介しています。気になった方はぜひご覧ください。
清流通信271章~茶や谷集落の虫送り~

認定のポイント

農薬が普及していなかった時代の、農作物の病害虫を駆除し、その年の豊作を祈願するという伝統的な行事が受け継がれている、貴重な風習です。地域のコミュニケーションの一環でもあり、お祭りの際は、現在でも火が消えるまでお酒やお茶を飲みながら話をするなど、住民の交流の場にもなっています。一時は虫送りを中止した地域もありましたが、再度復活させるなど、地域が主体となって継続させていることから、今後も後世に伝えていくべき文化だと判断し、認定しました。

基礎情報

見られるエリア:梼原町六丁(六丁、茶や谷、本も谷)(四万十川上流域の四万川川・中の川川沿い)
見られる時期:毎年6月29日

問い合わせ先

ゆすはら雲の上観光協会(高岡郡梼原町1426-2)  TEL:0889-65-1187