金谷組合長(右から2番目)、事務員吉福さん(左から2番目)、鮎市場長平野さん(右端)

組合長 金谷光人氏

愛媛県松野町出身で、仕事を引き継ぐために約40年前に西土佐へきた。その頃から、西土佐のシンボルである四万十川に愛着があった。10年以上組合の理事をしている。川漁は、火振り漁で鮎を獲り、ツガニ、ウナギも獲っている。

組合長になってから、川の漁のことをしっかりわかっていないから苦労した。地域の人から川のことを教わり、考え方の違いも感じた。10日間で、組合員の話を聞くために地域廻りをして「川の環境が悪くなってきている」と聞いた。みんなの力を借りて、生活排水や工業排水、濁水の問題を解決していきたいと思っている。

四万十川西部漁業協同組合の基本情報

  • 組合員数:274名(正・准)
  • 管轄範囲:口屋内大橋の下~四万十町と四万十市の境
  • 主な漁:鮎(火振り、網、友釣り、しゃくり、ごんぶり)、ウナギ、ツガニ、エビ
  • 組合員の特徴

60歳以上がほとんどで、40歳以下が少ない。若い人に入ってもらう努力中で、今年は声をかけて10名ほどが加入した。

  • 取り組み

1.鮎市場運営:川魚(鮎・鰻・川エビ・ツガニ・ナマズ・スッポン)の受け取り、販売

鮎の入荷
鮎を一尾ずつ袋に入れて急速冷凍する
入荷したての鮎
鮎の塩焼きを実演販売している
獲れたナマズも「ナマズフライ」にして販売

2.放流事業:鮎、ウナギ、ツガニ、アメゴの放流

3.河川環境の改善:高知県へ近自然河川工法や川の改善提案を行っている。広見川の課題を解決するために愛媛県へ工事の改善を提案した。

4.監視:違反がないかパトロールを行う。通報があったら現場指導へ行く。

Q四万十川西部漁業協同組合の課題とこれから

  • 販売

去年からの新型コロナウイルスによる影響で来客が少なく、イベントがなかった。浮き沈みはあるものの、様々なキャンペーンやネット販売で売り上げは平年並みに収まっている。しかし、目に見えていない状況変化や影響があるのではないかと心配している。現状維持ではなく、ネット販売の促進や情報発信の強化をしておきたい。

  • 高齢化

組合員の高齢化で漁をする人が少なくなり、入荷がないと販売するものがなくなる。若い人に漁協の良さを伝えないといけない。どんどん若い人に加入してもらいたい。今年は、周りの声掛けに力を入れた。川に手伝いに行っていた人や面白いと感じている人に声をかけて加入してもらった。その若い人が、仲間を紹介して組合員になった人もいる。

  • 河川環境

組合員に聞いて、川の環境が悪くなっていると知り、ダイバーに川底を調査してもらった。特に、広見川の透視度が低いことと、川底に石がなくなっていることが分かった。何が原因かわからないが、国、県、市町にも協力をお願いして、原因究明から改善まで検討中である。今年は、試験的に河原の掘削や砂利の移動を行ってみたい。

Q四万十川に対しての想いを聞かせてください。

組合員や地域の人に川の話を聞いている。改善のために、どこか何か始めたい。愛媛県の人たちは、少しずつできるところを改善してくれている。高知県もみんなで協力していこう。

Q川漁をしたい人達へメッセージ

川漁を始める人にやり方を教えたりと世話ができる人をちゃんと紹介してあげたい。四万十川に来て良かったというサポートシステム作りをしていきたい。

四万十川西部漁業協同組合

電話:0880-52-1148

住所:四万十市西土佐江川崎2410-3

HP:http://40010.chu.jp/

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