鮎の火振り漁

フチオキ網ともいう数張りから十数張りもの建網を淵や瀞に仕掛け、月のない暗夜に火を振ってアユをおどし網に誘い込む漁。大量にとれるため免許を持つ一部の漁業者のみに許されており、上流域では漁区も限られています。漁期は7月~10月15日と、12月1日から年末ですが禁漁前の1ヵ月と解禁からの1週間が勝負といわれます。火光には松明や電球を用い、川面に火が揺れるさまは四万十川の風物詩ともなっています。