今日4月10日は「四万十の日」です。四万十の日は4と10の語呂合わせで四万十市によって定められました。四万十市ではこの日にちなんだ「四万十の日実行委員会」さんが中心になって、四万十川の保全活動を行っています。

池田洋光町長から挨拶

四万十川一斉清掃は、この「四万十の日」を記念して、流域のみなさんと大切な四万十川を守っていこうという意を新たにする意味で設けられたイベントです。始まりは1981年、旧中村市(現四万十市)が「四万十川市民一斉清掃」と銘打って開始し、四万十川流域の5市町(当時は8市町村=四万十川総合保全機構)もこれに倣って1992年から一緒に清掃を始めました。

そうはいっても、やはり休日の方が参加しやすい人が多いので、だんだんとこのあたりの土日で行うことが多くなったのですが、今年から中土佐町は本来の趣旨に立ち返って、毎年この日に固定して清掃を実施することにしたと池田洋光町長の挨拶にありました。

 

当日は朝早くから、多くの住民のみなさん、関係機関のみなさんが参集し、3班に分かれて清掃を行いました。もともとそれほど目立ってゴミのある川ではありませんが、それでも集めてみるとかなりのゴミが集まります。

皆様、いつもご協力有り難うございます。

 

 

 

 

 

 

 

※豆知識1 「四万十の日」と紛らわしい記念日に「四万十川の日」があります。こちらは、平成6年7月25日に、正式名称「一級河川 渡川」から「一級河川 四万十川」に名称変更したのを記念して制定ました。

※豆知識2 四万十の日制定宣言

「四万十の日制定宣言」

はるかなる四国山地の奥深く
木々の葉をつたい落ちた一滴の雫が
生命を育む流れとなって、はてしない旅に出る。
渓谷の岩をはみ、山里をぬい
やがて、大河となって太平洋にそそぐ。
母なる川の水面に、生命が踊る。
大いなる流れに、生きとし生けるものの営みが時をこえて、受け継がれてゆく。
この豊穣、この限りない大自然の恵み。
人と自然が調和する日本最後の清流に
いま、私たち人間の知恵が試されている。
「四月十日」すべての人々の、すべての地域の自然保護への熱い思いを託して。
私たちはこのかけがえのない
四万十川の清流を守り、伝えることを宣言する。