5月中旬という異例の速さで梅雨入りした四万十は只今梅雨真っ盛り。今週もしとしとと降り続く雨に青空が恋しくなりますが、そんな梅雨が明ければ夏休みはもうすぐそこ!ということで、今月の清流通信では、コロナが明けてたらぜひ来てほしい!四万十川で川遊びが気軽に楽しめる場所を紹介します。

川遊びSPOT

四万十市/中村エリア

 中村地域を流れる四万十川は緩やかな流れと広い川幅が特徴的。カヌーや屋形船、最近ではSUPなどのリバーアクティビティが楽しめると、観光客が多く訪れるエリアです。観光スポットとして佐田沈下橋や勝間沈下橋が有名で、広く穏やかな川に長い沈下橋、皆さんがイメージする四万十川はこのエリアになるのではないでしょうか。
 四万十川にカヌーをしに行く予定だけど、どこか気軽に川遊びできるところはないだろうか、そんなときにおススメのスポットを紹介します。

▶ 四万十川キャンプ場(入田)

中村の市街地にかかる四万十川橋、通称赤鉄橋のすぐ上流にあるキャンプ場で、下流らしいゆったりとした流れでとても遊びやすい河原が広がります。市街地からも近くアクセスが良いため、連休中にはたくさんの方がテントを張ってキャンプを楽しんでいます。単純に泳ぐだけでも十分楽しいですが、ここはヨシノボリやチチブといったハゼ類がたくさんいるので捕まえてみると面白いかもしれません。
なお、キャンプサイトは無料ですが、利用する際は届け出が必要です。
P:有り  トイレ:有り(仮設トイレ)  更衣室:無し

▶ カヌーとキャンプの里 かわらっこ

かわらっこ前の河原も流れが穏やかで遊びやすく、川遊びには最適です。カヌーや屋形船が行き交う光景を目にしながら気軽に川遊びを楽しめるでしょう。またハゼ類の他、テナガエビも多いので、お子さんと一緒に探してみてください。
かわらっこはカヌーやキャンプが楽しめる四万十川観光の定番スポットです。雄大な四万十川をゆったりカヌーで下りながら楽しめるので、お盆休みにもなると毎年すごい数の観光客でにぎわいます。体験してみたいなという方は下のリンクから予約情報をチェックしてみてください。
リンク:かわらっこHP
P:有り  トイレ:有り  更衣室:有り

四万十市/西土佐エリア

 中村から1時間ほど上流に上ったところが西土佐エリア。ここも比較的流れがゆったりしているので、カヌーを楽しむお客さんが訪れるほか、沈下橋近くに広い川原が広がり、川遊びやキャンプをする人たちの姿がよく見られます。西土佐には、道の駅よって西土佐という大人気の道の駅があり、天然アユの塩焼きや、地元産の新鮮な野菜が手に入ると多くの観光客でにぎわいます。そんな西土佐エリアでおすすめの川遊びスポットです。

▶ 四万十楽舎

旧中半小学校を活用した宿泊施設です。カヌーの他、イカダ遊びや魚釣りなど四万十らしい遊びが充実しています。四万十楽舎前の河原は流れも緩やかで浅いため、小さい子どもでも安心して遊ぶことができますよ。ここもかわらっこ同様ハゼ類の他テナガエビがいるので、エビ玉などの道具を使って捕まえてみてください。
リンク:四万十楽舎HP
p:有り  トイレ:有り  更衣室:有り

▶ 長生沈下橋

長生沈下橋は西土佐エリアでは有名な川遊びスポットです。川の流れも緩やかで水深も浅いところが広く、広い川原もあるので夏休みになるとキャンプや川遊びをされる方で賑わいます。周囲には適度に岩場もあり、岩場から飛び込んだりしても楽しいです。またここは比較的安全に沈下橋から飛び込むこともできるので、四万十川ならではの思い出が作れるのではないでしょうか。沈下橋の上流側は流れが複雑になるので、飛び込む際は下流側に飛び込んでくださいね。
P:有り(路肩への駐車のため数台程度。川原への乗り入れはスタックに注意!)
トイレ:有り  更衣室:無し  

四万十町/十和・大正エリア

 道の駅四万十とおわが有名なエリア。最近では四万十川を横断するジップラインが登場し、大きな話題を呼びました。ここでは四万十川も少し様相を変え、ゴツゴツした岩が出てきたり、流れが速いところも出てくるため、ラフティングなどのちょっとスリリングなアクティビティも楽しめます。この辺りはキャンプ場も多く、気軽に遊べるスポットが多くあります。

▶ ふるさと交流センター

 四万十町昭和にあるふるさと交流センター。広い芝生が印象的なキャンプ場です。四万十川がすぐ前を流れていてロケーションもバッチリ。川は流れも緩やかで遊びやすく、魚もたくさんいるのでゴーグルや箱メガネなどを使って水中をのぞいてみてください。きっといろんな生き物に出会えるでしょう。また、ふるさと交流センターではカヌーやラフティング体験ができます。特にラフティングは流れも速く岩場が多い中流域ならではアクティビティです。ぜひ体験してみてください。
リンク:ふるさと交流センターHP
P:有り  トイレ:有り  更衣室:有り

▶ 久木ノ森山風景林

四万十川の支流、中津川川沿いに広がる風景林で、小スペースですがキャンプができるように整備されています。風景林というだけあって周辺は木々に囲まれ、木漏れ日がとても気持ちいい場所です。川もとても澄んでいてまさに清流。流れも穏やかで適度に水深があるため気持ちよく泳げます。国道から外れた場所にあるため人も少なく落ち着いて川遊びを楽しみたい方におススメです。その他にも静かに読書を楽しんだり、川のせせらぎに耳を澄ませながら過ごすのにもぴったりな場所ではないでしょうか。
P:有り(路肩に数台駐車できます。)  トイレ:有り  更衣室:無し

▶ リバーパーク轟

道の駅四万十大正近くにあるキャンプ場です。大正付近で川遊びをしたいと考えているならココがおススメ。河原も広く流れも緩やかなので子どもも安心して遊べます。ゴツゴツした岩もあるのでいろんな遊び方ができて飽きない場所です。オイカワやカワムツなどの魚も泳いでいるので釣ったりしても面白いかも。下流は流れが急に速くなるのであまり近づかないように注意。
P:有り  トイレ:有り  更衣室:無し

四万十町/窪川エリア

 四万十の玄関口、窪川エリア。特産の四万十ポークを使った豚丼や肉まん、高知市内にも何店も出店する人気のラーメン屋さん、有名な芋けんぴ屋さんなどグルメが集まる町で、四万十観光の入り口としてまず窪川に立ち寄るという方も多いのではないでしょうか。広い田園風景に青い四万十川がとてもよく似合う、穏やかな農村風景が広がるエリアです。そんな窪川エリアにも川遊びに最適な場所がたくさんあります。

▶ 三堰キャンプ場

農業用の堰の上にある広い河原が特徴的なキャンプ場です。堰の上にあるため流れもほとんどなく小さいお子さんでも安心して遊べるので、連休中はキャンプを楽しむ人や川遊びの人で賑わいます。堰より下は浅いですが少し流れがあるので水生昆虫もたくさんいます。いろんな種類の生き物を見つけて楽しんでみてください。ただ、堰の真下は流れが複雑になるため近づかない、遊ばないようにしましょう。
P:有り  トイレ:有り  更衣室:無し

▶ 米ノ川城ハナ公園

四万十川で最も古い沈下橋である一斗俵沈下橋。そのすぐ下にある川遊びスポットです。ここも三堰同様、堰があるので堰の上は流れもなく遊びやすいです。堰の下は流れが強いため注意が必要ですが、抜水橋から清水沈下橋の間は比較的流れも緩やかなので遊びやすくなっています。城ハナ公園から一斗俵沈下橋までは歩いてすぐです。沈下橋周辺は堰堤があるおかげで流れもなく、水深もあるため安全に飛び込みを楽しめます。地元の子どもたちもよく飛び込みをして楽しんでいるので、一緒になって遊んでみてください。
P:有り  トイレ:有り  更衣室:無し

大野見エリア

四万十川の上流域にあたる大野見エリア。田んぼが広がる農村地帯で、四万十川と水田と沈下橋という何とも牧歌的な風景が広がっています。あまり観光を目的に来られる方は少ないですが、上流域らしい澄みきった水が川遊びに最適です。

▶ 天満宮前キャンプ場

奈路天満宮の前にあるキャンプ場です。キャンプ場としてはあまり広くないですが、木陰が程よくあってとても気持ちよく過ごすことができます。目の前を流れる四万十川は流れが緩やかで水深も浅く、川遊びに最適。カヌーを出して遊ぶこともできますよ。

津野・梼原エリア

 四万十川の源流域になる津野町・梼原町エリア。四万十川源流点があり、支流北川川が流れる津野町では梼原町・愛媛県西予市とにまたがる四国カルストが近年観光地として人気になっており、もうすぐ宿泊施設がリニューアルオープン予定。支流梼原川が流れる梼原町は、新国立競技場の設計で有名な隈研吾氏の建築群が大人気で、たくさんの観光客が訪れています。四国カルストに遊びに行くついでに、源流域の清らかな川で水遊びしてみませんか。

▶ 津野町役場西庁下の河原

津野町で川遊びをするなら津野町役場西庁下を流れる北川川がおススメ。河原はコンクリートで舗装されており車も入りやすくなっています。川は少し流れが早いですが、上流側は流れもきつくなく遊びやすいです。役場下なので県道からのアクセスも良く気軽に行きやすいでしょう。
P:有り  トイレ:無し(平日は役場のトイレが使えます)  更衣室:無し

▶ 梼原川中河原

梼原の市街地を流れる梼原川。2本の木橋の間に整備された中川原は、車でも入れるため気軽に川遊びできます。流れも強くなく、水が溜まっている場所もあるため、安全に水遊びできます。川はまっすぐで開けているので見渡しも良く、安全に子どもを見守りながら遊ぶことができるでしょう。
P:有り  トイレ:無し(近くに梼原町役場があります)  更衣室:無し

安全な遊び方

さて、川遊びの際に一番気にかけてほしいのは安全面です。上で紹介した場所はどこも比較的安全に遊べますが、それも安全対策をしっかりとったうえで成立する話。深くないから、流れがないからと言って油断すると、楽しいはずの川遊びが悲しい事故になってしまう可能性もあります。以下の点にはしっかり気を付けて安全に川遊びを楽しんでください。

0 まずは場所選び!危険な場所では遊ばない

特に川遊びに慣れていない方は、まずは上の紹介を参考に遊ぶ場所を選んでください。四万十川には毎年のように事故が起きてしまう危険な場所もあります。まずは遊べる場所の情報集めです。

1 これは基本!ライフジャケットは絶対着る!

次に大事なのがライフジャケットを着けることです。川遊びで怖いのは溺れてしまうこと。浅いから大丈夫だと思っても急に深くなったり、石に足をとられることがあります。溺れたら呼吸を確保することが難しくなりますが、ライフジャケットをちゃんと着ていれば、身体は浮いてくれるので呼吸はできます。ただし、正しく着なければ効果を発揮できません。ベルトを締めてぶかぶかじゃないか確かめること、股下のベルトもちゃんとつけることを忘れないでくださいね。ライフジャケットは命を守る必需品です。絶対に着用するようにしてください。
さて、ここで川遊びをする際の格好を確認しておきましょう。服装はもちろん水着ですが、けがや日焼けを防ぐためラッシュガードがあったほうがベターでしょう。川のなかの石はコケが付いたりして滑りやすいため、リバーシューズや濡れてもいい運動靴を履いてください。ビーチサンダルや樹脂製のサンダルは脱げやすく滑りやすいので避けましょう。

▶ライフジャケット設置場所
四万十川では以下の場所でライフジャケットの貸し出しを行っています。なかには、四万十川財団が四万十川基金を使って購入したライフジャケットを管理してもらっている場所もあります。川遊びをする際はぜひご利用ください。
                              ○:有料 ●:無料
【中村エリア】
 ●四万十市役所地震防災課         問い合わせ:0880-34-1783
 四万十市ライフジャケット貸出案内ページ リンク
 ○カヌーとキャンプの里 かわらっこ    問い合わせ:0880-31-8400
【西土佐エリア】
 ●西土佐総合支所             問い合わせ:0880-52-1113 
 ○四万十楽舎               問い合わせ:0880-54-1230
【十和・大正エリア】
 ●道の駅四万十とおわ           問い合わせ:0880-28-5421
 ○ふるさと交流センター          問い合わせ:0880-28-5758
 ○道の駅四万十大正            問い合わせ:0880-27-0088
【窪川エリア】
 ●大川内米穀店              問い合わせ:0880-23-0028
【大野見エリア】
 ●天満宮キャンプ場            問い合わせ:0889-52-2365

関連リンク 
WEAR IT!ライフジャケットを着よう!プロジェクト サイト  
☝ライフジャケットの正しい着用方法や、なぜ着けるのかなどライフジャケットについての詳しい情報をわかりやすく紹介しています。

2 子どもから目を離さない

子どもは夢中になって遊んでいると何をするかわかりません。さっきまで浅い所で遊んでいても何かに夢中になって深い所や流れの速い所に行ってしまったり、予想外の行動をするものです。石に足を滑らせて流されてしまうことも十分に起こりえます。でもそんなことは目を離したほんの一瞬のうちに起きてしまうのです。おしゃべりに夢中になって見ていない隙に、子どもが危ない目に合うかもしれません。そうならないためにも、川遊びをしている最中は子どもから目を離さない、これを意識しておいてほしいと思います。

3 増水しているときは入らない

言うまでもないですが、増水した川に近づくのは危険です。それでも初めて行く川だと、増水しているのかしていないのか、判断が難しいですよね。一見穏やかそうに見えていても水中では流れが強くなっている場合もあります。前日の天気を確認して、雨の場合は増水している可能性もあるので、無理に川に入るのはやめましょう。流れが強そうだな、川底が見えないなと感じた場合も、川に入るのはやめておいてください。
また、川で怖いのは急な増水です。突然の豪雨で川は一気に増水しますし、仮にその場所で雨が降っていなかったとしても、上流部で雨が降っている場合は増水してきます。現地の天気の確認はもちろんですが、川の上流部の天気もあわせて確認しておいた方がいいでしょう。水が濁ってきたり、流木や落ち葉が流れてきたら、増水のサインです。すぐに安全な場所に避難しましょう。

4 サイレンはダム放流の知らせです!

四万十川にはダムと堰堤があります。雨が降って水が出れば放流することも多々あります。放流する際は必ずサイレンが鳴りますので、注意して聞くようにしましょう。放流が始まると川の水も一気に増えます。放流中の川遊びは非常に危険なので、必ず河原から離れてください。

川遊びは楽しいですが、自然相手なので危険も隣り合わせです。これくらいなら大丈夫だろう、という過信が取り返しのつかない事故を招く可能性もあります。絶対に無理をしない、自分の体調や体力と相談しながら、楽しく遊びましょう。

関連リンク
水辺の安全ハンドブック(河川財団)
☝水辺で遊ぶ際にどんなことに気を付ければいいか、どんなものが必要かなど、川遊びのHow Toが分かりやすく、オシャレに紹介されています。川で遊ぶ前にぜひチェックしてみてください。

ライジャケ・オン!(河川財団)
☝川田るまちゃんと一緒にライジャケオン!

川遊びパンフvol2作成中

四万十川財団では、四万十川の川遊びスポットと安全な川遊びについて伝える川遊びMAP「かわがせんせい」を制作・配布しています。今回その続編となるパンフレットの作成を目論み、今年度中の完成に向けて準備に入ったところです。今回は川でどうやって遊ぶのか、その遊び方を観光客の方々に魅力的に伝えられるようなパンフレットにしたいなと考えています。川に行ってもどうやって遊べばいいんだろう?何ができるんだろう?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方々に存分に四万十川を楽しんでもらえるようなパンフレットにしたいと考えていますので、完成を楽しみにしていただければ嬉しいです!!