四万十川では現在、国土交通省の人と川を近づける取り組み「かわまちづくり」にむけての話し合いをしていて、私たち四万十川財団もそのワーキンググループに入れてもらっています。その中で、実際にいろいろ試してみて今後に活かしていくための社会実験もしています。今日はその3回目。今回は中村商工会議所青年部が主催する「たのしまんとリバーフェスティバル」に参加させてもらう形で社会実験します。

さて、そこで私たちが今回協力させてもらったのがアユの産卵床づくりです。四万十川中央漁協さんにご指導いただき、市民の皆さんとアユの産卵床を整備します。

例年ならかなりの鮎がこのあたり一帯に降りてきているはずですが、渇水もあって今年はまだまだ。これからに期待したいと思いますが、漁協さんは手ごたえを感じていて、「来年はガネ(モクズガニ)のナベでも用意して、来てくれた人に振舞いたい。」だとか、「そのまま河原で交流会やりたい」だとか、盛り上がっていましたよ。来年が楽しみです。まずは、アユが卵を産んでくれて、孵った子供たちが無事に戻ってきてくれますように。

整備が終了した産卵床。色が変わっているのが分かりますか?