原 和弘(はら かずひろ)

原 和弘さんの基本情報
・埼玉県出身 2023年に四万十市に移住
・リバーガイド(かわらっこ)
・中央漁協所属の川漁師…ウナギのシラス漁、延縄漁、落ち鮎漁、投網・投げ網漁
・趣味:釣り、旅行
・平成5年生まれ
原さんってどんな人?
大人塾投げ網漁(基礎編)でもお世話になりました!
↓↓↓



専業川漁師でリバマスの山崎さんと生川さんの紹介で、この度、原和弘さんにリバマスになっていただきました。既に今年の大人塾の投げ網漁(基礎編)でもサポートしていただき、大変心強い限りでした。今後ともよろしくお願いします!さて、原さんはどういった方なのか詳しくお話を聞いてみました。
***
原さんが初めて四万十川に訪れたのは、大学生の頃。埼玉で釣り仲間だった先輩が、なんと、「四万十川で川漁師になる!」と四万十市に移住。その後、「四万十川に遊びに来たや!」と誘われ、2週間ほど四万十川を満喫した。原さんは、当時から西日本に生息するアカメに憧れがあり、アカメを狙って、ひたすら釣り三昧。60cmオーバーのアカメをゲットできた。
その後、社会人になっても四万十川に度々訪れ、アカメを狙ったり、エビを捕ってみたり、サップやカヌー、ひたすら四万十川を楽しんだ。子どもの頃から釣りや虫捕りが好きで、ゲームはあまりしなかった。近所に泳げる川はなかったが、家族とのキャンプなどを通じて自然と触れ合い、自然に囲まれて暮らす生活への憧れが高まっていったそうだ。
大学時代には旅行が好きになり、東南アジアやアマゾン川を旅した。そこで、子ども達が普通に川に飛び込んで遊んでいたり、生活の移動手段として渡し舟が当たり前のようにあったり、川漁師もたくさんいるのを目の当たりにした。そこで見たものと四万十川が似ていたそうだ。都会で生まれ育った原さんは、川漁師をはじめ、屋形船やカヌーガイドなど、「川で生計を立てている人」が国内にもいることに衝撃を受けたそうだ。
四万十に移住した理由を尋ねてみると、「四万十川で暮らしている人が羨ましかった」。例えば、川漁師になって生き生きとしていた先輩や川と密接に関わって暮らす人達。都会も近く便利で住みやすいけど、原さんが面白く感じる特別なものが何もなかったそうだ。
四万十川には、独自の食文化がある、何より川が暮らしに根付いていると言う。埼玉県にもコイやナマズなどの川魚料理屋はたくさんあるが、川魚を食す事が市民に根付いているわけでない。一方、四万十川では、それが普通の事、当たり前の事で、原さんには、そこが豊かな文化に映るそうだ。現在は、原さんも川漁とガイド業で生計を立て、充実した「文化的」な暮らしを送っている。
今後の抱負を尋ねると、都会から来たからこそ分かる四万十川の魅力もあるので、地元の人達を含め、四万十川の文化や魅力をPRしていきたいと語ってくれた。
川漁師としては、去年、山崎さん達に落ち鮎漁を本格的に指南してもらい、投網を舟から投げる「舟打ち」デビューも果たした。目の前で魚を逃して悔しい思いを何度もしているが、継続してモノにしていきます!と意気込みを語ってくれた。


後ろ姿がかっこいいですね!リバマスTシャツを早速着ていただきありがとうございます!
紹介していただいた山崎さんと生川さんから一言
山崎さん「漁を始めて一年で頑張ってる若手漁師です!」
生川さん「しつこいぐらいがんばるときがあるので心配になりますが、いつかなにかを極めるはずだと信じて成長をちゃかしながら見守ります。」
おまけ:見事!25kgの巨大アカメ
移住してきた2023年には、四万十市赤鉄橋の上流で、25kgおよそ120cmの巨大アカメを見事釣り上げた(下の写真)。仕掛けは道糸22号、ハリスは30号。エサは、スミヒキ(シマイサキ)を泳がせた。そのエサは、「アカメを釣りたい!」という原さんのために、わざわざリバマスの山崎さんが投網で獲ってくれたものだった。
