四万十川かわまちづくり協議会ワーキンググループの第1回会議がありました。「かわまちづくり」とは、国交省水管理・国土保全局の施策で、以下のように説明されています。

“かわまちづくり”とは、地域が持つ「資源」や地域の創意に富んだ「知恵」を活かし、地域活性化や観光振興などを目的に、市町村や民間事業者、地域住民等と河川管理者が各々の取組みを連携することにより「河川空間」と「まち空間」が融合した良好な空間を形成し、河川空間を活かして地域の賑わい創出を目指す取組です。

「河口から水源地まで様々な姿を見せる河川とそれに繋がるまちを活性化するため、地域の景観、歴史、文化及び観光基盤などの『資源』や地域の創意に富んだ『知恵』を活かし、市町村、民間事業者及び地元住民と河川管理者の連携の下、河川空間とまち空間が融合した良好な空間形成を目指す取組。」とも書かれていますが、要するに

「 川づくり と 街づくり を一緒に考えよう 」

という取り組みです。 先日その協議会の立ち上げの会があり、本日の会議はその作業部会に位置付けられます。

本日は事業概要の説明から始まり、今後の進め方等主に事務連絡と、事業予定地の視察でした。次回以降アイデア出しが始まりますが、事業実施予定地はアユの産卵場、鶴のねぐら、マイヅルテンナンショウの自生地を含む四万十川の生態系にとってとても大事なところを含みます。そういった環境と中村の街が隣り合っているのが四万十川ならではなのですが、それだけにどう自然に負荷をかけずに折り合いをつけていくか、大切な箇所には全く触らないという選択肢も含めて、四万十川流域住民の智慧が試されていると思います。