清掃する浜が増えました。

2回目の海岸清掃です。前回とは異なり快晴です。今回は、わかりやすいようにのぼり旗も用意しました☆

地元の平野地域からの要望があり、サーフビーチ隣の「平野の浜」も清掃することになりました。平野の浜は地域住民の皆さんが毎年清掃活動をしていますが、コロナの影響で数年前から活動できていない状況です。それならば!と二手に分かれて行うことにしました。

海が凪いでいるので平野サーフビーチもサーファーの姿はなく静かな海。前回拾い切れないゴミがかなりありましたが、サーファーの皆さんが少しずつ清掃してくれているようで、すっかりきれいになっていました。一方で、道路から浜までの斜面には不法投棄ゴミが多くあり、今回は、それを回収することがメインになりました。

平野の浜の方ですが、かなりのゴミが打ち上げられていました。地区の方も何人かお手伝いいただいて、お話を聞くと、昔はもっと多くのゴミがあってきれいになった方だということです。地元の団体で清掃活動を毎年取り組んだ成果だとか。一番目立ったのはやはりペットボトルのゴミ。ハングル文字のペットボトルも多く見つかりました。また、漁網やブイも多かったです。限られた時間では獲り切れなかったので、この一帯は次回も拾おうと思います。

ゴミの処理は月曜日に。近くのキャンプ場「とまろっと」の皆さんにもお手伝いいただきありがとうございました。前回は大きな発砲スチロールの処理に苦戦しましたが、今回は漁網の処理に苦戦しました。幡多クリーンセンターで焼却処分しますが、網は長さ50㎝ほどに切らないと受け取ってもらえません。網には様々なものが絡まり、砂もついてなかなか切れません。万能ハサミやノコギリを持って行き作業しましたが、刃こぼれするは、漁網は強くて握力もいるはで、かなり大変な作業でした。網のゴミは、処分も大変ですが、漁獲目的外の生き物や植物をからめとってしまうため、環境負荷が大きいです。この問題は漁協とも考えていきたいと思いました。

清掃結果!

今回の清掃活動では310㎏、容量2トン車2杯分のゴミが回収できました。

参加者の皆さんも21名と増えました。ご協力ありがとうございました!

定期開催で少しずつ改良しながら気持ちの良い活動にしていきます。

おまけ:アオウミガメのストランディング

クジラなどの海洋生物が、浅瀬で座礁したり、海岸に打ち上げられる現象を「ストランディング」と呼びます。今回の清掃では、ゴミだけでなくアオウミガメとの出会いもありました。残念ながら漂着したアオウミガメは既に死んで時間がたっているようでした。ウミガメと言えば浜の亀ラマン溝渕幸三さん。連絡するとすぐに駆けつけてくださり、一緒にカメの埋葬させてもらいました。せっかくなのでウミガメの勉強をとウミガメについても学ばせてもらいました。今回のアオウミガメは40㎝程の小さな子亀(2~3歳くらい)で、海で死んで打ち上げられたのであろうということでした。原因はわかっていないですが、このくらいの小さな子亀がよく死んでしまうようです。浜では、このように様々な出会いがあり、ゴミ拾いをしながら人間が生物に与えている影響を実感します。この子亀ももしかしたら、何かのゴミを飲み込んでしまったのかもしれません。ゴミ拾いというできることから少しずつ取り組んでいきたいと思います。

溝渕幸三さん

ちなみに、近くにアナゴも打ち上げらえていたようです。浜にはいろんな出会いがありますね。