26.ウキゴリ

 

26.ウキゴリ

 

26.ウキゴリ

ウキゴリ

ハゼ科

Gymnogobius urotaenia

ヘビの舌を持つ、浮いているハゼ

基本情報

【体長】

13㎝

【生息地】

択捉島、北海道、本州、九州の日本各地で見られる。

四万十川には、琵琶湖産の放流鮎とともにやって来た。

河川中流域~下流に生息する。ヨシの根あたりなど、緩やかな流れのところに多くいる。シマウキゴリやスミウキゴリと同所。

【体】

四万十川在来のスミウキゴリに似るが、ややずんぐり体系。第1背びれの後縁に黒い斑がある。

口が大きく目の下くらいまで裂ける。

頭はアゴハゼに似ているが縦扁している。

体側に黒褐色の縦列斑点がある。

浮袋の容量が大きく、ハゼ科に珍しく遊泳力が高い。名前の由来でもあるが他のハゼと違って中層に浮いている。

面白いのが、舌先が2つに分かれており蛇のようらしい!!!!

【生態】

北海層では5月中旬から6月下旬が産卵期。

石の下に産卵室を作り、石の裏に卵を産み付け、オスが保護する。

産卵期はオスメスともに腹尻びれが黒くなり、メスは腹側面が黄色くなる。

両側回遊魚で、生まれた仔魚は海へ下り2~3㎝になると集団で遡上する。

【食性】

動物食性。水生昆虫や仔魚を捕食。動くと素早く大きな口で食べてしまう。

≪参考資料≫

・四万十川の魚図鑑 いかだ社

・web魚図鑑

https://zukan.com/fish/

・日本淡水魚類愛護会

https://tansuigyo.net/

・雑魚の水辺

http://zakonomizube.web.fc2.com/