62.チチブモドキ(水槽) 
62.チチブモドキ

62.チチブモドキ

カワアナゴ科

Eleotris acanthopoma

食べることに貪欲です。実はカワアナゴの仲間。

【全長】

13cm

【生息地】

小笠原諸島を含む、千葉県以南の日本各地。夏期、幼魚が河口のコアマモ場でよく見られる。

主に泥底の汽水域で転石の多い場所を好む。

【体】

全身が淡褐色の時や体側の大半が黒褐色になるときなど、状況によって体色が変化する。

カワアナゴに似る。カワアナゴよりは体全体が太短く、頭の丸みは強い。尾ビレ基部にやや明瞭な2個の黒斑がある。

カワアナゴ科にはほかにもテンジクカワアナゴ、オカメハゼなどハゼに似たものがいる。

【食性】

動物食性。

甲殻類や小魚等を貪欲に食べる。目の前に来たものなら同じチチブモドキでも食べるという・・・。

【生態】

夜行性で昼間は物陰でじっとしている。

両側回遊性。

産卵期は5~12月で、石の下に卵を産み付ける。

*名前に「チチブ」とつくが、チチブはハゼ科であるのに対し、チチブモドキはカワアナゴ科である。

≪参考資料≫

・日本の淡水魚 山と渓谷社

・四万十川の魚図鑑 いかだ社

・web魚図鑑

・くらべてわかる淡水魚 山と渓谷社

・日本の淡水魚 山と渓谷社