DSC_3226ハンカイソウ

●ハンカイソウ

草丈1~1.5mにもなる大型の植物。四万十川下流域から源流域の四国カルスト、鬼が城山系(西土佐黒尊~愛媛県宇和島市)まで広く分布しており、下流域から順次開花していきます。下流域では既に盛りを過ぎています。本種を含めてリグラリア属の植物には猛毒があり、獣が食べないことから、各所で異常繁殖しています。特に四国カルストでは、他の植物の生育地に影響を与えていて、駆除が必要になっています。(2013年6月1日撮影、四万十市)

DSC_3245ホタルブクロ

●ホタルブクロ(四万十川百名花の37)

名は昔、子どもがこの花の中に蛍を入れて遊んだからと言われています。里山から標高1000mを超える高所にまで分布し、下流域ではまさに蛍の飛び交う時期と開花期が重なります。暑い夏を迎えて、白い花には涼感があり、夕涼みがてら観賞するのもなかなか風流です。(2013年6月1日撮影、四万十市)

DSC_3431コケイラン

●コケイラン

冷涼な渓流沿いなどに多いランの仲間。葉は根元に2個しかないので、花、花茎だけが目立ちます。以前は、比較的よく見られた植物ですが、それでも園芸採取が後を絶たず、年数を経る毎に、少なくなっています。(2013年6月1日撮影、高知県西部)

◎DSC_3663エーデルワイス

●エーデルワイス(和名:ウスユキソウ)

高山の冷涼な岩石地に生え、エーデルワイスは、ヨーロッパ・アルプスの名花として有名です。高知県内でも石灰岩地を中心に確認されておりますが、ウスユキソウか、その変種のコウスユキソウかの同定ができておらず(高知県植物誌)、一番名のとおりの良いエーデルワイスとしてあります。(2013年6月1日撮影、梼原町)

DSC_3749ニガナ●ニガナ

本来の花は黄色ですが、まれに白花が見られます(写真)。名は食べると「苦い」ことによります。黄花は人里から標高1000mを超える高山まで、ごく普通に見られます。(2013年6月1日撮影、梼原町)