四万十川総合保全機構事務局の四万十町企画課四万十川対策室の中井さんと一緒に、第5回川ごみサミットinとくしまに参加してきました。詳細については主催者の川ゴミネットワークさんがブログで上げているのでそちらをご覧下さい。

《速報》第5回川ごみサミットinとくしま を開催しました

今回参加して、勉強になったこと、面白いと思ったこと、四万十川に持ち帰りたいと思ったことを簡単にまとめてみます。

江川エコフレンド  アドプトプログラムの取り組み

 まず四万十川に持ち帰りたいと思ったのが「アドプトプログラム」。耳慣れない言葉ですが、以下のような活動です。

アドプト・プログラム、聞き慣れない言葉ではないでしょうか。アドプトとは英語で「○○を養子にする」という意味です。市民と行政が協働して、河川や道路、公園などの一部区域を養子に見立てて縁組し、美化清掃を行い、行政が支援するアメリカ発祥のボランティア活動です。1998年、アメリカ生まれのこのシステムを全国に先駆けて取り入れたのは、徳島県の山あいにある神山町の住民グループの人たちでした。その制度は、四国三郎・吉野川に取り入れられると、多くの人たちによって支持され、瞬く間に全国に広がっていきました。この活動は子どもたちにとっても、自然の大切さや、自分たちを取り巻く環境やごみ問題などを学ぶ生きた教室となっています。そして何よりも大切な水を守る大きなチカラとなっているのです。1999年にスタートしたアドプトプログラム吉野川。今では、 100以上の企業・団体が、100km近い吉野川の堤防や河川敷をきれいにしています。

吉野川交流推進会議資料より抜粋・再編成

つづめていえば河川や公園などの公共の場を養子に見立てて育ての親となる責任者を決め、その親がそこを継続的に管理するということなんですが、 NPO法人グリーンバレー理事長 の大南信也さんがアメリカから持ち帰って吉野川に取り入れたんだそうです。

下諏訪町 諏訪湖浄化推進連絡協議会  「源流域から始める川ごみ・海ごみ対策」

 長野県最大の湖、諏訪湖は天竜川源流です。昭和40年代から汚染が始まりましたが、コンクリ護岸を自然護岸に戻したり、下水道の普及によりかなり水質については改善しました。ところが、一度水辺から離れてしまった人々の関心を取り戻すのはむずかしく、湖岸にはいつでもゴミが打ち上げられている状態だったといいます。

 その改善の鍵となったのが、調査をして「ゴミの見える化」を図ったことでした。環境学習で、まずはゴミの影響を座学で学び、次に現地でゴミを拾い調査票に基づき分類、そこから発生源を推測、対策検討へと進めたのだそうです。この活動はやがて諏訪湖全体の一斉清掃に繋がりました。県も「諏訪湖創生ビジョン」を作り、ゴミのない諏訪湖ワーキンググループにおいて全体での調査をし、結果分かったことは「プラゴミが多い」ということだったそうです。「調査をしてみないと見えてこないゴミがある」という小口さんの言葉が印象に残りました。

 他にも、プラスチックゴミゼロ宣言をした京都亀岡市や、いい川づくり発表会にも来ていた22世紀奈佐の浜プロジェクトの活動など、いろいろ勉強になりました。 22世紀奈佐の浜プロジェクト委員会近藤朗の「ゴミ拾いを目的にしない」という活動理念にも考えさせられるところがありました。これからの四万十川保全事業に活かせるようにしたいと思います。