こんにちは、丸石です。

鏡川へ川虫の観察会に行ってきました。

とても気持ちよく晴れた日で、道中の桜が空に映えること。

河原に行くと風が強くて、水温も低い。寒い寒いと言いながら始まった観察会です。

近くには、手投げ網グループのおんちゃんたちが楽しそう練習をしている姿もありました。彼らは番付表も作って網の飛距離や綺麗さを競っているらしいです。おもしろい・・・

開催場所の鏡川

さてさて、観察会ですが石川妙子先生にお世話になります。妙子先生は水生生物の大先生です。知らない虫を探すほうが大変です。

水温は9度。ひやい~と思ったのですが、川に入って虫を取り始めるとみんな夢中で、びしょ濡れの子どもたちもいました。

どんな生物が獲れたかな・・・

ジャーーーーン!!!

カワゲラが大漁です。

カワゲラだけを集めたバケツがすごいことに・・・

こんなに多いのは珍しいらしく妙子先生も驚いていました。

見つかった生物は

・シマヨシノボリ

・オオヨシノボリ

・チラカゲロウ

・マダラカゲロウ

・キイロカワカゲロウ

・タニガワカゲロウ

・ヒラタカゲロウ

・ヒメオオヤマカワゲラ

・モクズガニ

・テナガエビ

・ガガンボ

・ヘビトンボ

・ヒゲナガトビケラ

などなど。

人間と同じように、川虫たちによって生息する場所に好みがあります。

それを川のきれいさの目印にしています。

カワゲラ、ヒラタカゲロウ、ヘビトンボが見つかったので鏡川は「きれいな川」だという事が分かりました。

私は全くの初心者でわからないことばかりですが、まずは基本の3種類を覚えました!

カゲロウ、カワゲラ、トビケラ!

その中でも種類が沢山あって混乱中です。

この川虫たちは、成虫になると翅をもち空へ飛び立っていきます。私は四万十川の近くに住んでいるのですが、夜になると家の中にどこからともなくやってくる虫がいました。彼らだったようです。躊躇なく叩いていましたが・・・彼らは生態系に大きな役割を持っていることを学び、これからは優しく外へ逃がしてあげようと思います。

とても面白い世界です。

川の石をめくるのが楽しくなりますね。

今は水温が低いですが、この時期が一番多くの種類と一番大きな虫に出会える季節だそうです。

四万十川沿いの桜を見に行った時には、川まで下りて石をめくってみよう~