※この清掃活動は皆様からお預かりした「四万十川基金」へのご寄付を活用して行っています。
カヌーに乗って清掃活動を行いました。場所は四万十市西土佐の長生沈下橋から下流2キロ区間。
昨年は、親子でのカヌー清掃を企画をしましたが悪天候で中止となり、初めての実施です。
四万十川をドライブしていて、「こんなところにゴミが?!」という樹の上の方や茂みにゴミを見たことありませんか?増水や強風で運ばれてきたゴミは、取るのが難しい場所にかかっていて、いつまでたっても残ったままです。そのゴミを、川からアクセスして取ろうというのが、今回の企画。
西土佐周辺のカヌー事業者( カヌー館 、 川坊主 、 四万十ベース 、 四万十楽舎 、 かわらっこ)、四万十市西土佐支所、四万十川西部漁協、四万十町企画課四万十川振興室、くぼかわスポーツクラブの皆様、総勢20名にご参加いただきました。地域の枠を超えてご参加いただきありがとうございます!
清掃では、ラフトボートとカナディアンカヌーに分かれ、下りながら普段はなかなか取れない河岸のゴミや岩場、茂みの木にかかったゴミを取っていきました。
茂みは恐ろしいほどのバラばかり!!!!!バラは、ゴミをからめとり、何とかゴミをとろうとする私たちへも攻撃してきます。痛かったです・・・。農業用のマルチのような薄いビニールや、細かい紐がバラに絡んで大変でした。
今回、目立ったゴミはビニールです!特に農業用の薄いビニールは多くみつかりました。漁具もたくさんありました(網、釣り糸、舟など)。家庭ごみより事業者系のゴミが多かった印象です。また、近くが国道のため投げ込まれたような空き缶も多数ありました。岸壁からポイ捨てされると、増水の時に下流へ流されるしかありません。
木の上にかかった農業用マルチビニールや網もありました。川からも陸からも目立ち、景観上良くないのですが、残念ながら取り切れないものも沢山ありました。高枝切りばさみよりもはるか上で、ゴミのかかっている位置が高すぎます。危険を冒して木登りするしか・・・。もどかしい思いでした。
各ボートに分かれて、しっかり2時間の清掃、頑張りました!!!
もちろん、拾いきれなかったところもありますが、できる限り拾いました。それにしてもこんな難しい場所に、こんなにたくさんのゴミがあるなんて・・・これが海に流れているのかと思うとぞっとします。
今回のゴミを見ると、ポイ捨てされたゴミはほとんどないように見えました。何かの拍子に、自然の影響でさらわれていったゴミが多いのです。農業や漁業、土木など外での仕事をするときには特に注意が必要だと思いました。流域に住む私たちがいかにゴミを飛ばさないようにするかが大切です。
参加者の皆さんありがとうございました。気持ちの良い清掃になりました。袋にして33袋、入りきらなかったゴミもあり、目安では軽トラック2杯分の量のゴミをとることができました。
徒歩では取り切れないゴミをいかにとっていくか。定期開催できればいいのですが・・・。当財団だけではなく、多くの団体が自ら企画する清掃活動が増えていくと良いなと思います。
今後もよろしくお願いします!!