4年目を迎えた大人塾の川漁企画。
今年も第1回目の鰻の延縄漁がスタートしました!
その様子をダイジェストでお伝えしていきます!
1日目 午前の部:座学と仕掛けづくり
GWの真っただ中の5月3日、他のイベントや田圃の作業とも重なって2名の方が欠席、8名での初日となりました。場所は毎年ここから始まる藤の川。心配だったお天気や川の水量も問題ありません。幸先の良いスタートが切れました!
まずは藤の川体育館で自己紹介や川漁の基本的な座学を行った後、四万十リバーマスターの武内幸男さんを講師に、鰻の延縄漁について、餌、仕掛け、仕掛けるポイント等々を詳しく解説していただきました。その後、仕掛けを各自で悪戦苦闘しながら作っていただきました。ハリスを針に結ぶ「外掛け結び」や「巻結び」「八の字結び」等を駆使して完成させました。
1日目午後の部:エサの確保と実践
お昼休憩をとって、午後からは延縄漁のエサとなるハヤンボ(カワムツ)を釣りに行きます。近年、各地でハヤンボがいない、釣れない、という声が上がっておりますが、この日は全員に順調に釣れていきました。皆さん、童心にかえり楽しそうでした。
エサが確保できたので、仕掛けポイントに移動して、実際に延縄を仕掛けていきます。大きなハヤンボは3つにブツ切りして針に掛けます。小さなハヤンボは竹串を利用して1本差しにしていきました。1人につき2本の仕掛けを鰻がいるであろうポイントに放り込んでいきます。
鰻は夜行性なので一晩つけて置きます。上手くいけばエサの匂いに誘われて鉤に食いつきます。さて、どうなる事でしょう…。
二日目:仕掛けの回収
翌朝、ドキドキワクワクしながら仕掛けの回収に向かいます。最初に行ったのはこれまで何度も実績のあるポイントです。みんな期待に胸を膨らませます。
な、な、なんと初っ端のポイントで大きなウナギが掛かっているではありませんか!みんな大興奮!!
みんな自分の仕掛けにも期待を膨らませましたが、残念ながらウナギはこの1匹のみ。有難味が増します。
天然鰻の試食
次は幸男さんの自宅に移動して、天然鰻を試食します。ウナギは卒塾生の小竹さんにも2匹も提供していただき全部で3匹。(小竹さん、ありがとうございます!)1匹目は幸男さんに実演しながら捌き方を教えて頂きました。続いて、塾生の濱田さんに実践してもらいました。
大トリを飾ったのは、大ウナギをゲットした川上さん。川上さんも指導を受けながら大変お上手に捌かれていました。
捌かれたウナギは白焼きにしてわさび醬油でいただきました。脂に甘味がある天然ウナギに皆で舌鼓を打ちました。
今年のテーマは「バリバリ」。バリバリと漁をしていただいて、たくさんウナギや鮎を獲っていただきたいという願いを込めました。講座の最初と最後は、恒例のコール&レスポンスで締めました。大人塾担当スタッフが「バリバリ」とコールすると、塾生の皆さんが元気よく「とるぞー」とレスポンスしてくれました。一体感が出て、良い感じで延縄漁を終えることができました。
延縄漁講座のその後…
講座でしっかり延縄漁のスキルを身につけた塾生さんが、後日、ウナギが獲れた事を報告してくれました!
1.見事、ゲットされたのは塾生の濱田さん。なかなかの良型ですね!
捌き方もお上手です!
2.中山ご夫妻が見事やってくれました!『延縄4本仕掛けましたが、引き上げた3本まではボウズ。ほぼ諦めていた最後の引き上げでしたが、あれっ何か引っかかっているー、という感じでした。ハヤンボを釣る余裕がなく、冷凍の鮎を餌にしました。鰻は45センチくらいでしょうか。幸男さんから、一番美味しい大きさとの太鼓判をいたました。』との事。おめでとうございます!捌きもお上手!