四万十市立 西土佐小学校3・4年生と一緒に水生生物調査をしました。
まずは1時間目の座学。みんなすでに水着に着替えてやる気十分です。
二時間目からは現場へ。
場所は学校から坂を下りたところにあるカヌー館下の四万十川本流です。
そもそも初秋で水生昆虫が少ない時期ですし、先日の増水もあって苦戦しましたが、みんな頑張ったので結構沢山とれました。ソーティングと同定作業に移ります。
調査現場のすぐ横が溜まりになっていて、有機物が大量に堆積しています。その影響もあったのでしょうか、四万十川では珍しい水質階級2のヒルが取れました。シジミもいましたね。
結果は、スコア値9の生物が一番多いが、6,5,2の生き物もいる環境だということが分かりました。採れた生き物は16種類。そこそこ多様性に富んだ環境だと言えそうです。
指標生物 | スコア値 | 備考 |
ヒラタカゲロウ | 9 | |
カワゲラ | 9 | フタツメカワゲラ |
ナガレトビケラ | 9 | |
ヘビトンボ | 9 | |
タニガワカゲロウ | 8 | |
カワニナ | 8 | |
サナエトンボ | 7 | |
シマトビケラ | 7 | |
テナガエビ | 7 | ミナミテナガエビ ヒラテテナガエビ |
コカゲロウ | 6 | |
ヒラタドロムシ | 6 | |
シジミガイ | 5 | |
ヒル | 2 | |
ヌマエビ | – | |
カワムツ | – | |
シマヨシノボリ | – | |
– |
最後にみんなでゴミ拾いをして、今日は終了です。
西土佐小学校のみんなとは、もう一回、場所を黒尊川に変えて調査をします。本流とどんな違いが出るのか、子供たち、楽しみにしているようです。