県立中村高校西土佐分校の全校生徒を対象に、四万十川の支流・目黒川で環境学習を行いました。

今回の授業は、高知県の事業の一環として実施したもので、高知県自然共生課のスタッフ3名にも参加していただきました。学校のすぐ近くを流れる目黒川は、透明度が高く、たくさんの水生生物が暮らしているため、川の環境を調べるにはもってこいの場所です。

連日の雨の影響で普段よりも少し水量が多い状態でしたが、生徒たちは積極的に調査に取り組んでくれました。今回体験してもらったのは、清流度調査と水生生物調査の2つ。清流度調査では、水平方向の透明度を調べます。この日は増水の影響もあり、目黒川の基準値(10M)には届きませんでしたが、実際に清流度計をのぞき込みながら、川の中の様子を体感してもらうことができました。さらに今回は、GoProとタブレットを使ったデジタル清流度調査も併せて実施。従来の清流度計よりもはるかに軽く、手に入れやすいので、より気軽に清流度調査をできるようになるかもしれませんね。

並行して行った水生生物調査では、楽しそうに生き物探しに取り組んでくれました。川底の石をひっくり返したり、水の中を網ですくったりしながら、さまざまな生き物を見つけていきました。今回の調査では、ヨシノボリやテナガエビのほか、ヘビトンボ、ナガレトビケラ、カワゲラなど、水質の良い環境に生息するスコア値の高い生き物も多く確認することができました。きれいな水を好む生き物が多く見つかったことからも、目黒川の豊かな自然を感じてもらえたのではないかと思います。

今回、何より印象的だったのは、生徒たちが楽しみながら調査に取り組んでいたことです。西土佐分校には、地域外から入学した生徒も多くいます。今回の環境学習を通して、目黒川から四万十川へとつながる流域の自然の豊かさを体験し知ってもらう機会になったのではないかと思います。

今回の調査で見つかった生き物は以下の通り。

川の魅力は、ただ美しい景色を見るだけではなく、そこに暮らす生き物や、水の状態を知ることでより深く感じることができます。今回の調査で、生徒たちが四万十川流域の自然を身近に感じ、地域と関わっていくきっかけになれば嬉しく思います。