竹島小学校の子どもたちと、干潟の環境学習を行いました。竹島小学校の校区は四万十川汽水域にあり、干潟もあります。普段から身近にある干潟ですが、実は四万十川の自然を支える、とても大切な場所です。


まずは教室で、座学を行いました。干潟は、ただ泥が広がっている場所ではありません。四万十川に暮らす多くの生き物を育む、大切な環境です。干潟には栄養が豊富に含まれており、多くの生き物の稚魚が成長する場所にもなっています。干潟で育った魚たちは、その後、川をのぼり、四万十川の豊かな生態系を支えています。つまり、四万十川の豊かさを考える上で、河口にある干潟は欠かすことのできない存在なのです。一方で、全国では開発などによって干潟が少しずつ失われています。それに伴い、生き物が育つ環境も減少しています。干潟はどこにでもあるものではなく、今ではとても貴重な自然環境になっていることも子どもたちに学んでもらいました。
座学の後は、実際に竹島川沿いを歩きながら、生き物の観察を行いました。最初に向かったのは、学校のすぐ目の前にある橋。橋の下にも小さいながら干潟があり、アシハラガニやベンケイガニなど、たくさんのカニを見つけることができました。こんな身近な場所にも多くの生き物が暮らしている、自分が普段過ごしている場所は、本当に特別な環境なんだということを改めて感じてもらえたのではないかと思います。





続いて向かった場所では、多くのシオマネキを観察することができました。シオマネキは、干潟を代表する生き物の一つですが、これほど多くの個体を観察できる場所は四万十川にも多くありません。干潟のあちこちで大きなハサミをかまえるシオマネキの姿に、子どもたちはもちろん、大人も思わず夢中になるほどでした。子どもたちは実際に干潟へ下り、生き物に触れながら観察を楽しみました。今回の観察では、シオマネキのほかにも、トビハゼ、クロベンケイガニ、ノコギリガザミなど、さまざまな生き物を確認することができました。




今回の授業を通して、竹島小学校の子どもたちには、自分たちのすぐそばにある干潟が、たくさんの生き物を支える特別な場所であることを知ってもらえたのではないかと思います。四万十川の自然を守っていくためには、まずその価値を知ることが大切です。身近な場所にある豊かな自然に気づいてもらい、自分たちの生まれ育った場所を誇りに思ってもらえると嬉しいですね。

