秋晴れで絶好の四万十川日和!

高知県立大学1年生23名の皆さんと

四万十川の沈下橋について学びました。

まずは、座学で四万十川の沈下橋の歴史や魅力を学びました。

四万十川流域の人々と沈下橋の関係は深く、「川を渡る」ことに非常に苦労してきた歴史があります。

沈下橋は流域の人々の生活に息づいているものなのですね。

この座学、とても静かで緊張した雰囲気です。

聞くと、学部がバラバラに集まった授業で知らない人が多いそうです。そして、新型コロナウイルスの影響もあり、対面授業は最近始まったばかり。特に、1年生は同級生と顔を合わせることも非常に少なかったのでしょう・・・。

ところ変わって、沈下橋へ移動!!!

今回は中・上流域の4カ所の沈下橋を訪れます。

一つ目は、四万十町上岡にある「上岡沈下橋」。

四万十川に来るのが初めての学生も多く、うわ~といった感嘆の声が聞こえてきました。

天気も良く、水も澄んでいるためとてもきれいな光景を見ることができました。

上岡沈下橋は丸みを帯びたフォルムがとてもかわいらしいです。

映える写真は撮れたでしょうか?

続いて2つ目の沈下橋は「向弘瀬沈下橋」(むかいひろせ)です。

この沈下橋は本流で一番低い沈下橋です。

水面と非常に近い!!!増水すると本流で一番先に浸かる沈下橋です。この地域は佐賀取水堰の下流なので水量が少ないのも特徴です。

車で渡ると川の上を走っている爽快な気分になれます。

車が渡るところをしっかり撮影しました。

お昼を挟んで続いては上流へ向かいます。

3つ目の沈下橋は「清水ヶ瀬沈下橋」です。

ここには「見渡し地蔵」というお地蔵さんがいます。

川を安全に渡れるように両岸で対になって見守ってくれています。

4つ目は「一斗俵沈下橋」です。清水ヶ瀬沈下橋から歩いてすぐのところにあります。

この沈下橋は現存する沈下橋の中で最古。昭和10年に建設されました。

建設当初は、大きな機械もなく、地元の人たちが人の手で作り上げたのです。

今でも、地元の青年団が中心になってイベントが行われ地域のシンボル的な存在になっています。

水車亭のCMにも起用され、静かな川面や周りの音が癒しとなって多くの人に愛されています。

ここで、大学生からの質問タイム。少子高齢化など高知県全体が抱える課題も上げられ、沈下橋と絡めて多方面から質問をいただきました。若い視点で、あげられた課題をどう考えるか。とても興味深いものでした。

ラストは「高樋沈下橋」。

本流の最上流にある沈下橋です。

とても狭い沈下橋みんなで座ってとても気持ち良い沈下橋でした。

最後に四万十川の源流のある不入山(いらずやま)をみて解散です。

それぞれ感じたこともあったでしょう。

これからの学びに活かしていただければと思います。

余談ですが、最初は何となくぎこちない雰囲気でしたが、

高樋の沈下橋ではみんなで座って和気あいあいとしていたのでうれしい光景でした。

まだまだ、見てほしいところもたくさんあります。

高知にいる間にまた遊びに来てください!