四万十川では里山から標高1000mを超える山地まで広く見られます。数ある野生スミレの中で牧野富太郎博士が最も好んだ種として知られています。葉の裏が紫であることから「背紫」の名があり、近年次第に分布域が標高の高い場所へ推移しているように思われます。