四万十市立具同小学校の4年生と、四万十市鍋島に現れる干潟で生き物観察をしました。今回は海の生き物博士、中地シュウさんにも来てもらいました。中地さん、いつもありがとうございます。具同小は人数が多いため、3組に分かれてそれぞれ3か所で観察をします。1組は中地さん、2組は丸石・羽方、3組は事務局長神田が先生となり、どんな生き物がいるか観察しました。

私羽方が引率した2組は3か所のなかで一番下流に位置する干潟から観察スタート。ここではアシハラガニが沢山いて、子どもたちも夢中になって追いかけていました。またその他に、フタバカクガニや、チゴガニのウェービングも確認できました。さらに、ノコギリガザミの子どもも見つけることができました。子どもたちはカニを捕まえるのが楽しいようで、虫かごの中いっぱいにカニを捕まえた男の子も。トビハゼが見れたらよかったのですが、動き回る子どもたちになかなか姿を現してくれませんでした…。次の場所ではたくさん見られることを祈って移動します。

2か所目は、小さな橋の上。ここは下りられないので、橋の上から観察します。子どもたちも静かに観察してくれたので、たくさんの生き物を見ることができました。先ほどもいたアシハラガニや、クロベンケイガ二がいるなか、ここでは念願のトビハゼを発見!ピョンピョン水辺を跳ねる様子に子どもたちも興味津々なようでした。また、先ほどより大きな集団のチゴガニが一生懸命ウェービングをしていたり、穴の中に真っ赤な手をしたシオマネキらしきカニを見つけたり、子どもたちは身を乗り出して観察していました。少し下流では、地元の方がシジミを採っており、干潟にはいろんな種類の生き物が暮らしていることがわかってもらえたと思います。

3か所目は竹島川に架かる橋の下。ここは足元がズブズブなので、気を付けて歩かないとすぐに足がハマる場所です。すでに2組がここで観察をした後だったためか、生き物は少し少なめでしたが、カワアイや、アナジャコ(?)など貴重な生き物を見つけることができました。元気に観察してくれましたが、泥にハマってしまう子が続出。豪快にこけて泥だらけになった子や、ふくらはぎ辺りまでハマって抜けなくなった子も…。丸石が頑張ってレスキューしてくれましたが、丸石も泥だらけに。まあでも干潟を楽しんでくれたようで何よりです。

泥だらけの子どもたちを連れて集合場所の下田マリーナへ。このままではバスに乗れないので、マリーナさんのご好意で水場を貸してもらいきれいにしました。干潟観察の際はいつも下田マリーナさんに水場を貸していただいており、本当にありがたいです。他の組のなかには、ワラスボというウナギに似た魚を捕まえている子もいました。思った以上に泥落としに時間がかかったため、まとめの時間が取れませんでしたが、たくさんの生き物を観察することができ、子どもたちも干潟の大切さを感じてくれたようでした。今度は家族で干潟の観察に来てみてくださいね。

ご協力いただいた中地さん、下田マリーナさん、ありがとうございました。