四万十町の四万十会館で開催されたSDGs講演会に、四万十町役場四万十川振興室と一緒に出店してきました。今回は四万十川に親しみを持ってもらえるよう、さまざまなゲームが体験できるブースを用意。振興室が行っているまちなか水族館のPRも兼ねた魚釣りゲームや、財団で制作している水生昆虫のアクリル標本観察、また振興室が制作した四万十川のゲームアプリ、竹で作った輪投げなど、子どもたちが楽しんでくれそうな体験メニューを用意しました。ブース内にはたくさんの川魚が泳ぐ水槽と亀の水槽も設置し、まちなか水族館をPRします。さてさて、子どもたちは楽しんでくれるでしょうか?

一番最初のお客さんは、某スーパーのキャラクター、もぐにぃ。水槽の亀を興味深そうに見つめていました。魚釣りに挑戦すると、見事ナマズをゲット!なんだか嬉しそうです。

その後も続々と子どもたちが遊びに来てくれ、思い思いに楽しんでくれました。魚釣りは年齢に合わせて難易度が変わるよう、磁石でくっつけて取る簡単なタイプと、針でひっかけて取る少し難しいタイプを用意。磁石タイプで遊ぶ小さい子どもさんはたくさん取れたようでとっても嬉しそう。針でひっかけるタイプは少し難しそうでしたが、取れた時の達成感は大きいようでした。釣りゲームの魚は全部四万十川にいるものばかりなので、四万十川にはこんなにたくさんの種類の魚がいるんだということを知ってもらえるきっかけになったらいいですね。

財団が用意したアクリル標本は実は今回が初デビューだったのですが、思ったよりもたくさんの子どもたちが興味を持ってくれました。より詳細に生き物を観察してもらおうと顕微鏡も用意し、特に女の子は嫌がるかなと思っていたのですが、むしろ女の子の方が「面白い!」「いろんな虫を見てみたい」と熱心に観察してくれました。今回で子どもの反応も見られたので、今後、環境学習でも取り入れていきたいと思います。

振興室が制作したゲームアプリ「40010~ヒミツのともだち~」は、かっぱのタクトと一緒に、四万十町を探検するゲームアプリで、町内の観光スポットが紹介されているほか、カワウの捕獲、魚釣り、外来植物や害獣の駆除などのゲーム要素も盛り込まれています。進めれば進めるほど四万十町に詳しくなれるゲームアプリなので、ぜひみなさんもダウンロードしてみてください。(ちなみに年度内に2000ダウンロードを目指しているとのことなので、気になった方はぜひご協力ください!m(._.)m)

そのほか、小学生の環境絵日記の展示や、役場によるコンポスト推進ブース、ドローン操縦体験やプログラミング教室、木工体験など、さまざまな企画展示があり、どちらもたくさんのお客さんで賑わっていました。

午後からはホールにて講演会も開かれ、われらが神田事務局長と、財団評議員を務めていただいている内田洋子さんによる講演、また影野小学校の児童による取り組み発表が行われました。影野小学校は全校生徒でSDGsに取り組んでいるそうで、給食を残さない、ゴミを拾う等の活動を行っているそうです。中でも印象的だったのが、使わなくなった衣料品を貧しい地域に寄付する活動で、自分たちで協力を呼び掛けるPR動画を作成し、窪川エリアの保育園や小学校に説明に赴き、協力を募って寄付を行ったそうです。世界にどんな問題があるのか、そのために自分たちは何ができるのかを考え、行動を起こしている子どもたちの姿は胸を打つものがありました。
また、財団事務局長の神田からは四万十川とSDGsについての講演があり、先日琵琶湖で学んできたMLGs(Mother Lake Goals)に倣って、SSGs(Sustainable Shimantogawa Goals/Seiryu Shimantogawa Goals)に取り組みませんか?という提案があり、内田さんからは、消費者である私たちが、エコな商品をひいきする‟エコひいき”することで、SDGsに取り組んでみませんかというお話がありました。

訪れた方にとっても、イベントを通して環境に目を向けるいい機会になったのではないかと思います。参加されていたみなさん、お疲れさまでした。

関係者ともぐにぃで記念撮影