37.ギンガメアジ(幼体)

37.ギンガメアジ

アジ科

Caranx sexfasciatus

銀紙のような輝きを持つギンガメアジ

基本情報

【全長】

90cm

【生息地】

南日本。内湾及び沿岸域。

南方系で暖流に乗って北にも遡上するが、冬を超えられないため死滅回遊魚と呼ばれている。

関東ではあまり出回らない。

【体】

四万十川水系で記録されているアジ類中では特に眼が大きく口が眼の後縁に達する。

エラブタ上方に小黒点がある。

四万十川では遡上するアジの幼魚を「エバ」と呼ぶ。ロウニンアジに比べ細長いため「長エバ」と呼ばれている。

体表が銀紙を貼ったように輝くことから「ギンガメアジ」と呼ばれる。

【生態】

ロウニンアジより少し遅れて河川内に遡上する。

産卵は4~7月で、3㎝くらいになると沿岸に定着し、内湾や汽水域で成長する。

約3年で40㎝を超えるようになる。

昼間は群れて、時に数千もの大群をなしトルネードを作ることがあり、海のダイバーたちに楽しまれている。

【食性】

動物食性。小魚やエビを食べる。

【味】

小さくても美味しい。

皮はやや厚く、うろこは薄いが味特有のゼイゴがある。

≪参考資料≫

・四万十川の魚図鑑 いかだ社

・web魚図鑑

https://zukan.com/fish/internal1