49.コトヒキ
49.コトヒキ(幼魚)

49.コトヒキ

シマイサキ科

Terapon jarbua

琴の音?を響かせるコトヒキ

【全長】

30cm

【生息地】

本州中部以南。河口域で夏から秋にかけて多数の幼魚が見られる。

【体】

シマイサキに似るが頭部は丸く、体側黒色縦条が3本でゆるくカーブしていることなどで区別できる。顔の横、エラの付近に棘があるので注意!浮袋からググっという音を出すが、この音が琴の音に似ていることから琴弾きという名前になった。

【生態】

盛夏~秋にかけ多数の幼魚が河川に入るが、純淡水域まで遡上することはない。

群れで行動していることが多く、危険を察知すると転石や堆積物の隙間に逃げ込み、体を密着させる。

【食性】

多毛類、魚類、甲殻類などの動物性食。

【味】

白身で塩焼きなどで食べると美味しいが、少し臭みを感じる。

≪参考資料≫

・四万十川の魚図鑑 いかだ社

・市場魚貝類図鑑

https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%B3%E3%83%88%E3%83%92%E3%82%AD