シキミ圧縮版シキミ

四万十川流域では標高400~800mの山地に多く生えます。昔、土葬だった頃に、この植物の毒を利用して、狼や猪などの獣に墓が荒らされないように周囲へ植えていたのが、現在では墓(仏)前に供えるという形で残っています。数本の枝を束にしたものが、広く市販されて

います。 (2013年3月29日撮影、四万十市)

DSC_2619ナガバノタチツボスミレ圧縮版ナガバノタチツボスミレ

四万十川流域では石灰岩地に多い傾向があります。名は葉がタチツボスミレと比べて細長くなることによりますが、生育初期には目立ちません。また、葉脈が赤くなる特徴があります。

スミレの仲間は地上茎の有るタイプと無いタイプとがあり、本種は前者に含まれます。 (2013年3月29日撮影、四万十市)

DSC_2551シコクテンナンショウ圧縮版 DSC_2544シコクテンナンショウ圧縮版

シコクテンナンショウ  (2013年3月29日撮影、四万十市)

四万十川流域に自生するテンナンショウの仲間では開花期が早く、3月下旬頃から咲き始めます。

独特の形をした花は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれ、その縁が耳型になる特徴があります。この仲間を好む人もあれば、気持ちが悪いという人もあり、花、姿の印象については意見が分かれます。