○DSC_6656シコクスミレ  ●シコクスミレ(四万十川百名花の15)

そはやき植物(中国大陸と陸続きだった頃の植物で同一種、または近縁種が現存する原始的な植物。本州の東海以西、紀伊半島、四国、九州の太平洋側だけに分布)の一種。葉はハート形で縁には鋸歯があって、地下茎でよく増えます。鹿の食害の影響か、以前と比べて土壌の乾燥化、花つきが悪いなど、自生地の環境が悪化しているように思われます。(2013年4月28日撮影、愛媛県宇和島市)

○DSC_6688オトメスミレ●オトメスミレ

純白のスミレで、距(花の後ろの突起状の部分)だけがピンク色をした清楚なスミレ。タチツボスミレの白花品種で、どこにでもある植物ではありませんが、比較的、定着して見られる場所もあります。見方によっては、白い鳩のようでもあり、白いエンジェルのようでもあります。(2013年4月28日撮影、愛媛県宇和島市)

○DSC_6551ヒメミヤマスミレ ○DSC_6532ヒメミヤマスミレ

●ヒメミヤマスミレ(横倉型)

深山に生え、葉はフモトスミレに似ますが、葉裏は淡緑色(紫色を帯びない)ことで、区別できます。スミレを始めほとんどの植物は人間と共存しており、適度な草刈り等、人的管理が成されることで、生育環境が保たれています。撮影した四万十市勝間川はそういう点で非常に優れており、たくさんの種が良好な状態で生育しています。(2013年4月28日撮影、四万十市)