昨年、県立中村高等学校西土佐分校で、テナガエビ漁・鮎の網投げ漁の授業をしました。それをきっかけに、今年は、2.3年生が1年生に川エビ漁の仕掛けづくりを教える授業をしたそうです。校内で継承が始まっていて、嬉しい限りです。既に、川エビを獲ったとのことで、頼もしい生徒たちです。こんな高校は日本唯一ではないでしょうか。

さて、今年も授業に呼んでいただき、まずは四万十川の話をしてほしいということです。お題は、四万十川の魅力・課題・高校生に期待すること。今回の授業を担当する丸石は四万十川に来て6年目の地元ではまだ若葉マーク、高校生に少しでも何かが伝わると良いなと思います。

当日になってNHKの取材が少し入ると聞き緊張しましたが、焚火でiPhoneを燃やした自己紹介から始まり、移住してきて感じた四万十川の好きなところ、素敵な四万十川の背景にある課題とその原因は何かを私なりにお話しました。最後には、とにかく四万十川で遊んで、なにか変化があるのなら自分の目と言葉で私たちに教えてほしいと伝えました。丸石のたどたどしい話を真剣に聞いてくれた生徒たち。何か少しでも感じたこと、学べたことがあれば嬉しいです。多感な時期に、こんな場所で過ごせることは宝物だと思います。

これから授業はテーマに分かれて四万十川を知り、漁業体験をとおして環境問題や今後の課題を考える探求が始まるようです。どんな授業になるのでしょうか。また、何かお手伝いできるのを楽しみにしています。

西土佐分校の皆さん、貴重な機会をありがとうございました。