
滋賀県立大学の瀧健太郎先生が、学生さん(と徳島県神山町のみなさん)を連れて、四万十川に来てくれました。目的は四万十リバーマスターへのヒアリング。ご紹介したい人はたくさんいるのですが、今回は四万十リバーマスターの初期からのメンバー、十和の岡田初穂さんにお願いすることにしました。岡田さんの日頃の活動、例えば、子供用投げ網を作って子供たちに網投げを教えていることや、釣り竿を作っていつでも使えるように置いていることや、お手製の浮子をストラップにして子供たちにプレゼントしていること等を話してもらいました。言ってみれば、昔のガキ大将みたいな人ですね。子供たちも登下校の途中で岡田さんの店(岡田理髪店)に立ち寄って、川であったこと、疑問に思ったこと、岡田さんと川でやってみたいことを話していくと言います。神山の人たちは、子供たちと川を繋ぐ鍵になると思ってヒアリングに同行されたそうです。神山にも川の達人はいるんだけど、そういう人と子供たちが触れ合える場がなかなか用意できないのが課題だったそうですが、岡田さんの場合、個人経営者なので、子供たちが店に行けばいつでも会えるというのが大事な点だと思ったとのこと。なるほど、言われてみれば確かにその通りで、私たちにとっても新たな気付きでした。




ヒアリングの後、もっと四万十川を体験していただきたかったのですが、時間があまりないということで短時間だけ中津川の久木の森にご案内しました。その短時間でもガサガサするのはさすがですね。しかも時間がないのにやり方をガチで指導してしまうあたり、瀧先生、さすがです。結局お二人ほど居残りして生き物をとってからあとで合流するということになりました。繰り返しますが、さすがです。
