中土佐町大野見で、親子川遊びイベント「しまんと川ガキDAY!2022 テナガエビと遊ぶ」を開催しました!四万十川の日を記念して毎年行っているこのイベントですが(ここ2年はコロナと悪天候で中止)、今回はテナガエビをメインに大野見でテナガエビ養殖に取り組む松下商店さんとタッグを組みイベントを企画、テナガエビを捕って、触って、食べるまでを体験してもらいました。

初めてのテナガエビ!

 晴天のもと、21名の親子にお集まりいただきイベントをスタートしました!場所は、久万秋沈下橋脇の松下商店さん。すぐ下を四万十川が流れていて最高のロケーションです。

 ここで、今回ご協力いただいた松下商店について少しご紹介いたします。松下商店は、四万十ターキー(七面鳥)の生産・販売、テナガエビの養殖事業に取り組んでいる会社です。七面鳥は高タンパク低カロリーというアスリートにもってこいの食材で「#アスリートにターキーを」をキーワードに全国に向けて販売を行っています。噛めば噛むほど旨味が溢れてくるお肉は最高です。HPでネット販売も行っているのでぜひ食べてみてください!
 そして、松下商店を一躍有名にしたテナガエビの養殖事業。実はテナガエビの完全養殖については成功事例がありませんでしたが、昨年松下商店が日本(いや世界で?)初めてテナガエビの種苗量産に成功したのです!!
 そんなスゴイことをやってのけた松下商店さんが気になった方はぜひ松下商店HP(☜クリック)をチェックしてみてください!!SNSやPodcastもやってますので、そちらもぜひ!(なお、松下商店については清流通信266章清流通信291章でも取り上げていますので是非ご覧ください。)

 さて、イベントに話を戻して、まずテナガエビを捕るためのエビ玉を作ります。作り方はとっても簡単!材料は竹、(ニンニク)ネット、針金、絶縁テープで、100均で手に入れられるもので簡単に作れちゃいます。まず針金にネットを波縫いの要領で通していき、ぐるっと一周できたら針金の先を曲げて、絶縁テープで竹に固定して完成です!ネットを通すのに少し根気がいりますが、みんな上手に作れました。

 それではお待ちかねの本日のメインイベント、テナガエビ捕り!先ほど作ったエビ玉を使って水槽の中のテナガエビを捕まえます。水槽の中には、松下商店で養殖したテナガエビがたくさん入っています。これをみんなで力を合わせて捕まえます。と、その前に松下さんから少しだけテナガエビの説明をしてもらいました。実は大野見にはテナガエビはもともといないんだという話を聞いて驚く参加者。松下さんの説明を興味津々で聞いてくれました。
 松下さんの掛け声とともに、テナガエビ捕りがスタート!はじめてエビを捕まえる、触る、という子も多く、みんな終始楽しそう!エビはどっちに逃げるのかな?どっちに網を構えたらうまくとれるんだろう?いろいろ考えながら一生懸命エビと格闘する子どもたち。あれだけたくさんいたエビたちが、ものの10分で捕りつくされていました(笑)
 捕ったエビは氷水の中に入れて締めます。子どもたちもエビを捕まえられて嬉しそうです。今度は四万十川で天然のテナガエビをGETしてもらいたいですね~。

テナガエビと四万十ターキー

 昼食の時間、さっきみんなで捕ったエビをから揚げにして食べてみます。はじめて食べるテナガエビに、みなさん「おいしい!!」と笑顔に。カリッと触感にエビと岩塩の香りがたまりません。テナガエビの他に、四万十ターキーも串焼きにして提供していただきました。あまり食べる機会がない七面鳥に、参加者も興味津々。「七面鳥って初めて食べるけどおいしいですね」とこちらも楽しんでいただけたようでした。七面鳥の串焼きにテナガエビのから揚げ…ここに泡が出てくる黄色いアレがあれば…と思ったオトナは少なくなかったでしょう。ともあれ参加者の皆さんにはお腹いっぱい食べて満足してもらうことができました。松下さん、坂本さん、ごちそうさまでした!

いざ四万十川へ!

 さて、午後からはすぐ下の四万十川で川遊び。お腹いっぱいエネルギーを補充した子どもたちはすぐにでも川に入りたいようでした。ワクワクを少し我慢してもらって、まずはライフジャケットを着てもらいます。中には自前で持ってきている子もいてやる気十分。股ひももしっかり付けていざ川へ!!
 川遊びグッズも自由に持ってきていただいていたので、思い思いに遊んでもらいます。大野見の四万十川は年間を通して涼しく、ひんやりしていてとっても気持ちいい~♪遊んだ場所は浅い場所もあれば、少し深いところもあって飛び込みもできる、遊び場として最高の場所でした。箱メガネで水中をのぞいたり、水鉄砲で楽しんだり、小魚を捕まえたり、いろんな遊びができます。だんだん川遊びに慣れてくると、飛び込みに挑戦する子も。ラスト5分は飛び込みラッシュで次々と子どもたちが満面の笑みで飛び込んで遊んでいました。大人たちが夢中になったのは意外にも生き物とりで、「見えてるのに捕まえられない!」と子どもたちと一緒になって楽しんでいるようでした。サワガニやコオニヤンマのヤゴ、カワムツ、ヨシノボリなどたくさんの生き物と触れ合うこともできました。

楽しい時間はあっという間。1時間半たっぷり川で遊んでもらい、14時に無事に終了しました。天気も良く気温も高かったですが、おかげさまで熱中症もなく、けがもなく、無事にイベントを終了することができました。今回のイベントで、テナガエビに、四万十川に、大野見に興味を持ってもらえたら、好きになってもらえたら嬉しいなと思います。実際に「近所の川にテナガエビを捕りに連れて行って」と言ってくれた子もいたみたいです。夏休みもまだ始まったばかりなので、安全には気を付けながらたくさん川で遊んでくださいね。この度はご参加いただきありがとうございました!!
 また、ご協力いただいた松下商店の松下さん、坂本さん、本当にお世話になりました!ありがとうございました!