第5期に入った協働の川づくり事業「四万十川学習 (全6回)」。地域住民と四万十町立十川中学校の生徒が一緒になって「四万十川学習」をしています。今年度テーマは「四万十ガイドツアー」をガチで作ってお客さんを招く、お金を落としてもらうまでをやる。中学生が作ったという話題性だけに終わらないおもてなしガイド企画を今後作り上げていきます。

ということで、今日がその本番。実際にお客さんを迎えて、十和を楽しんでもらうラフトツアーを開催します。

まずは対面式。お客さんを前に緊張した面持ちの中学生5名。心なしかお客さんにも緊張感が感じられます。ご挨拶、自己紹介と今日の行程の説明が済んだら、ラフトツアー出発点まで移動して、漕ぎ方の注意点等セーフティートークをします。本当はこの部分も中学生が担う予定でしたが、夏休み中の増水で漕ぎの練習が不十分なので断念しました。ここはふるさと交流センターの佐藤さんにお任せします。そもそもこの企画は船がなくてはできなかったんですが、ボートを出していただいたふるさと交流センターさんには企画の練習段階から本番まで、いろいろご無理を言って、すべて快く対応していただきました。本当にありがとうございます。

リーダーの3年生、山本君の掛け声で、いざ出発。

途中途中で準備した台本に沿って喋ったり、緊張のあまり言葉が出なくなって、優しいお客さんに質問してもらってそれに答えたりしながら降ります。昼食ポイントの鍋谷橋までは30分かからないくらいですが、途中で岩から飛び込んで遊んでもらったりしながらゆっくり楽しんでもらいます。

鍋谷橋では昼食担当チームが「 お疲れ様 ランチポイントです 」の横断幕をもって出迎えてくれました。

お昼は地元のお母さんたちと中学生が作ったランチビュッフェです。このメニューに最後スイカ(地元の人が持ってきてくれた)がついています。超豪華!!

ちなみに作っている様子も上げておきますね。

十和のおいしいごはん、堪能していただけたのではないでしょうか。

昼ご飯を食べたら、もう一漕ぎ。ゴールの道の駅十和を目指します。

「あと一息!思いっきり楽しんでー」の横断幕に背中を押されて、楽しみ過ぎたボートが転覆してしまうハプニングもありましたが(乗っていたお客さん、怖い思いをさせてしまってすみませんでした。)ゴールの道の堰に到着。スィーツ班がお出迎えして、中学生が考案したスィーツを召し上がっていただきました。

クロージングでは、お客さんに紛れていた四万十町の山脇教育長からも一言頂戴しました。

サポートしていた大人の立場から書かせてもらうと、中学生たちが、この企画を通してすごく成長したのが見て取れました。責任感だったり、本気になることだったり、お客様に場を与えていただけたことで、子供たちのいい部分を引き出してもらったと思います。企画に賛同しおいでいただいたみなさん、それから、企画を通してずっとサポートしてくださったふるさと交流センターのみなさん、学校の先生を含めて協働の川プロジェクトのスタッフの皆さん、そして何より主役の十川中学校生徒の皆さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。この企画も、もっともっと成長できそうです。

ガイドチームで集合写真 やり切った顔をしています

追伸:もちろんガイドチームは最後の片づけまでお仕事。きっちりこなしました。お疲れ様です。