さあ、今年も四万十川大人塾がスタートしました!
記念すべき第1回は恒例の「延縄(はえなわ)漁」。
今年も川とともに生きる知恵を学ぶ2日間となりました。

講師 我らが武内幸男さん

講師はもちろん、四万十リバーマスターの武内幸男さん。
技術はもちろん、その人柄に惹かれる参加者も多く、今年も濃密な時間が始まります。


1日目:座学・仕掛けづくり・エサ獲り・設置

初日はまず座学からスタート。
川漁の基本や延縄漁の仕組み、ウナギの習性、仕掛けるポイントについて学びます。

その後は、仕掛けづくり。
外掛け結びや巻結びなど、慣れない技術に苦戦しながらも、参加者同士で教え合い、サポーターや講師のアドバイスを受けながら一つひとつ完成させていきました。

お昼を挟んで、午後からはエサとなるハヤ(カワムツ)釣りへ。
藤ノ川周辺では、浅い場所でも思いのほか大きな魚が釣れ、驚きの声も上がります。
「こんな場所に魚がいるんだ」という発見は、川を見る目を大きく変えてくれます。

エサを獲ったら、いよいよ延縄の設置です。
流れの緩やかな場所や岩場の上流側など、
ウナギが潜んでいそうなポイントを見極めながら仕掛けていきます。
餌の付け方ひとつにもコツがあり、細かな工夫の積み重ねが重要です。

仕掛けはそのまま川で一晩。
翌朝の回収に期待を込めて、1日目は終了です。

合言葉は「バリバリ」獲るぞ!」

2日目:回収と調理

翌朝です。
いよいよ仕掛けの回収へ。
この瞬間は何度経験しても特別で、
期待と緊張が入り混じります。

1人目のHさんがゆっくりと縄を引き上げていくと――見事にウナギが!
その大きさに思わず歓声が上がります。
幸先のよさにすわ、今日は大漁か?と期待しましたが、
結果はウナギ2匹とドンコ2匹。
当日のコンディションを考えれば、上等の漁果です。

その後は、捌き方のレクチャーと実践。
ウナギやドンコを実際に捌き、
焼くところまで体験してもらいます。
天然ウナギの味は格別で、
養殖との違いに驚く声も多く聞かれました。
(リバマスさんのご厚意で、天然アユの塩焼きもおまけで付けました。)


参加者の声

今回の延縄漁では、多くの学びと気づきの声が寄せられました。

・「道具作りや餌の入手から学べたことで、川漁がぐっと身近に感じられました」
・「仕掛けづくりから捕獲、調理まで一連の流れを体験できたのが良かった」
・「川で魚をとることが現実的な選択肢として見えるようになった」
・「ウナギのポイントや餌の付け方など、細かなコツがとても参考になった」
・「自然は守るだけでなく、人が関わることで成り立っていると感じた」
・「川の見え方が変わり、生き物の棲みかを意識するようになった」
・「初心者でも『できた!』という体験ができ、自信につながった」
・「人とのつながりや地域の温かさを感じられた」


おわりに

延縄漁は、単に魚を獲る技術ではなく、川を読み、自然と向き合い、人の営みの中で受け継がれてきた知恵の集積です。

今回の体験を通して、川との距離がぐっと近づいたのではないでしょうか。

四万十川大人塾では、これからも地域に根ざした文化や技術を体験しながら学んでいきます。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

次回の活動もどうぞお楽しみに!