令和7年度第3回目の四万十川すみずみツーリズム連絡会を四万十市で行いました。四万十川すみずみツーリズム連絡会(通称:すみずみ)とは、農家民宿や農家レストラン、リバーアクティビティー体験施設など、四万十川流域の何気ない日常を体験できる施設が集まり、流域全体での観光振興に取り組んでいる団体です。
今回は、午前中にかわらっこで連絡会を行い、午後からは口屋内に移動して、鍛冶屋体験ができる「たたら製鉄・古式鋳造工房くろがね」を視察しました。


午前中の連絡会では、前回の連絡会に引き続き、今後のすみずみで取り組むことについて話し合いました。前回を受けた役員会で新たに取り組むこと、強化していくことをまとめた事業計画案を作成し、今回はその内容を共有したうえで意見交換を行いました。事業計画案では、①すみずみのネットワークをさらに活用していくこと、②流域の観光振興を次世代に引き継いでいくこと、③情報発信を強化すること、の3点を柱とし、今後重点的に取り組んでいきたいことを説明。会員からは概ねこの方向で進めていいのではないかという意見が多く、実現に向けて早急に計画の肉付け作業を行っていくことを確認しました。
また、直近の集客状況について各施設から共有してもらうなど、情報交換も行いました。冬場はやはりどの施設も利用者が少ないとのことでしたが、春ごろから特に海外からの予約が多く、日本人よりも外国の方のほうが動いている印象があるとのこと。たしかに外国人サイクリストも増えてきていますし、海外のお客様が今後も増える可能性がありそうですね。数年前までは言葉の壁があって、海外の方が来られることに不安を感じる会員さんも多かったですが、現在はスマートフォンで簡単に翻訳できるようになり、お宿の皆さんもわりと不安なく対応されているようです。
昼食には、かわらっこの直売所にも出品している仕出し屋大幸さんのお弁当をいただきました。田舎寿司の入った豪華なお弁当で、デザートに苺大福までついていました。最後まで美味しくいただくことができ、とても満足度の高いお弁当でした。大幸さん、ごちそうさまでした。
昼食の後は、西土佐の口屋内に移動して、「たたら製鉄・古式鋳造工房くろがね」と「オケラアドベンチャーズ四万十」さんを視察し、店主の林さん、スタッフのジミーさんと情報交換をしました。くろがねさんは県の要請もあり、1999年に鍛冶屋体験施設として開業。林さんは2代目だそうで、はじめは日本人観光客がポツポツ入る程度だったそうです。しかし、ALTが来てくれるようになった頃から、SNS等で口コミが広がり、海外からの問い合わせが増え、今ではほとんどのお客さんが外国人なんだそう。現在はスタッフにカナダ人のジェシーさん、ジミーさんを迎え、体験時の指導、メールのやり取り、SNSやHPの発信も英語で行っているそうです。現在は新規の体験予約が取れない程埋まっており、仕上げをしなければいけない作品も150本ほど抱えていると仰っていました。お客様の層は欧米系の方が多く、シンガポールを除き、アジア圏からは少ない印象とのこと。すみずみの施設を訪れる客層とも少し違うことがわかりました。その他にも外国人相手ならではの支払いシステムの工夫など、さまざまなお話を伺うことができました。






くろがねさんから車で5分程移動し、四万十市中村の中心街から西土佐口屋内にお引越しされたオケラアドベンチャーズ四万十を見学しました。オーナーの高倉さんは所用でご不在だったため、場所の確認と外観のみの見学となりましたが、黒尊川と四万十川の合流点に近く、2つの川を使ってアクティビティが楽しめるとても素敵なロケーションでした。お宿となる古民家もとても立派な建物で、開業が待ち遠しく感じられました。
