文化的景観の選定地区になっている四万十市下田地区をフィールドにして、下田小の5・6年生とRPG(ロール・プレイング・ゲーム)を行いました。四万十川流域では雪が積もり、河口域の下田でも日陰には雪が残っているほど寒い日でしたが、みんな元気よく、楽しそうでしたよ!それでは、レポートしていきますね!





下田は四万十川の河口にあり、積出港として栄えました。そのため、流域のなかでは珍しい住居が密集する町の形態が見られるほか、関西方面と交易していたことがわかる建造物など、港町の名残があちこちに見られます。今回はゲーム感覚でまち歩きをしながら、下田の個性を学んでもらいました。ルールは簡単。ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー、ポケットモンスターのようなRPG仕立ての街歩きを行い、それぞれのミッションを遂行して「ぼうけんのしょ」を完成させていきます。※とっても完成度の高い「ぼうけんのしょ」を四万十市さんが作成してくださいました。





下田地区には、文化的景観の重要な構成要素になっている貴船神社、光明寺、南宗寺の他、バラスブロック塀やかつての護岸石積み跡など地域の歴史が現れているスポットがたくさんあります。そんなスポットを見つけ出して、プラロイドカメラで写真を撮って「ぼうけんのしょ」に貼り付けたり、「賢者」に扮した流域5市町の文化的景観担当者がクイズを出し、正解するとシールがもらえ、それも貼り付けて、完成を目指していきます。
地元の子どもでもお寺や神社の社殿に入ったことがない子も多く、今回のWSで初めて来たという子もいました。なにより、普段気にすることもない当たり前の風景をよく観察する機会になったようで、こういった楽しいきっかけを与えながら、地域のことを知ってもらえたのはとてもよかったなと思います。
午後の部

お昼を挟んで午後からは、教室にもどり四万十市の文化的景観担当者の鈴木さんが、下田地区の文化的景観について貴重な写真などを交えながら解説していきました。最後に四万十川の上中流域の特徴を各市町の担当者が解説して、同じ四万十川と言っても住んでいる場所で全く違うことを解説して、河口域という特徴ある地域に暮らしている事を再確認してもらいました。

「文化的景観」を理解する事は、大人でも難しいですが、こうした楽しい学習を通して、自分達が暮らしている地域がより好きになったり、新たな興味や誇りを持ってもらえたら、大成功だと思います。
