ステージ発表 

20団体にはスピーチ5分、質疑応答5分、併せて10分の持ち時間で自分たちの活動紹介をしてもらいました。当日配布した取組発表とポスターをまとめた冊子は、下記リンクからDLできます。
 【2日目取組発表・ポスター冊子】PDF 35.6MB 
また、、当日の様子を動画で配信しています。アーカイブ映像は下記からご覧いただけます。
2/21(土) 9:30~【第二部】 ステージ発表 と クロストーク

特定非営利法人 仁淀川お宝探偵団
NPO法人仁淀川お宝探偵団は、「きれいな仁淀川をいつまでも」を合言葉に、仁淀川流域の自然や文化、人の営みなどの“お宝”を調査し、その価値を広く伝える活動を行っています。発表では、最後に見つかった本当のお宝は「仁淀川を愛する人」であったことが紹介されました。団体では、水生生物調査やパックテストによる水質調査、小学校への出前授業などを通じて子どもたちに川の魅力を伝える活動を行っています。また、「仁淀川国際水きり大会」などのイベントを開催し、川に親しむ機会をつくることで仁淀川を愛する人を増やす取り組みを進めています。さらに、源流域で計画された産業廃棄物処理施設に対する反対運動や、プラスチックごみ問題への関心についても紹介され、川を愛する人を育てることの大切さが述べられました。
三嶺の森をまもるみんなの会
三嶺の森をまもるみんなの会は、剣山系三嶺周辺の自然環境を守るために、研究者や行政、地域団体、ボランティアなどが連携して活動している緩やかなネットワークです。発表では、近年増加したニホンジカによる過剰な採食圧によって、笹原や森林の植生が大きく衰退し、自然生態系の崩壊が進んでいる現状が報告されました。これに対し、同会では防鹿柵の設置や樹木ガードの設置、植生再生マットの敷設などの保全活動をボランティアとともに実施しています。また、定点観察や植生モニタリング、崩壊地の調査などの研究活動を行い、植生回復のための移植実験などにも取り組んでいます。さらに、シカ食害の現状を伝える環境教育やシンポジウムの開催、資料集や動画の作成などを通じて、広く社会に問題を共有する活動も進めています。
国土交通省 四国地方整備局 中村河川国道事務所
国土交通省中村河川国道事務所からは、四万十川における自然再生事業の取り組みについて発表がありました。本事業は、かつて四万十川に見られた良好な河川環境を取り戻すことを目的として、平成14年度から進められているものです。主な取り組みとして、中筋川流域でツル類が安心して越冬できる湿地環境を再生する「ツルの里づくり」、入田地区でアユの産卵に適した瀬や砂礫河原を再生する「アユの瀬づくり」、河口域で稚魚の生育環境となる浅場を再生する「魚のゆりかごづくり」の三つの事業が紹介されました。これらの取り組みにより、ツルの飛来数や生物の種類数の増加、アユの産卵場の拡大などの効果が確認されています。また、地域団体や農家と連携した湿地管理や環境学習など、地域協働による自然再生の重要性についても説明されました。
④ ジンデ池生物研究所
高知県須崎市安和にあるため池「ジンデ池」の生物多様性を守ることを目的として、2021年に設立された団体です。中学生・高校生・大学生を中心に専門家も加わったメンバーで構成され、若い世代が主体となって調査や保全活動に取り組んでいます。毎月1回の生物調査を継続的に実施し、季節による生きものの変化を記録しています。これまでの調査では、トンボ類(ヤゴを含む)46種をはじめ、昆虫類、鳥類、魚類など多様な生物が確認されており、ジンデ池が豊かな生物多様性を持つ環境であることが明らかになっています。また、観察会や保全活動などの環境教育にも取り組み、地域の子どもたちと里山環境の大切さを学ぶ活動を行っています。SNSやホームページで情報発信も行いながら、地域と連携して池と里山の自然を守る取り組みを進めていることが紹介されました。

⑤ 野根川清流保全協議会
野根川清流保全協議会は、高知県東洋町を流れる野根川の豊かな自然環境を守り、次世代へ引き継ぐことを目的に活動している団体です。野根川は里山の原風景を残した水質AAの清流であり、アユやアマゴ、ウナギ、モズクガニなど多様な生き物が生息する豊かな生態系を有しています。また、天然アユは「清流めぐり利き鮎会」で準グランプリを獲得するなど、地域の誇りとなる資源でもあります。一方で、近年は天然遡上アユの減少や山林荒廃による土砂流入、河川管理の担い手不足などの課題が指摘されています。協議会では河川清掃などの環境保全活動に加え、あゆまつりの開催や学校と連携した川の学習、鮎釣り体験などを実施し、地域の子どもたちや住民が川に親しみながら自然の価値を再認識できる取り組みを進めています。
一般財団法人もりとみず基金
一般財団法人もりとみず基金は、四国の水源地域と利水地域をつなぎ、森と水の関係を再構築することを目的とした中間支援組織です。四国の水がめである早明浦ダム流域を背景に、水源地域の森林と都市の暮らしが密接に関わっていることを示しながら、流域全体で森を支える仕組みづくりに取り組んでいることが紹介されました。気候変動による水リスクの高まりや都市への人口集中、放置森林の増加などの課題を踏まえ、林業者や山主、企業、市民など多様な主体が関わる「森の当事者」を増やすことが重要であると説明されました。また、企業向けエコツアーや研修の実施、森林情報をスマートフォンで確認できるGISデータの公開、Jクレジットの活用などを通じて、都市と地域、人と資金の循環を生み出す取り組みを進めていることが報告されました。
淡海の川づくりフォーラム実行委員会事務局
淡海の川づくりフォーラムは、川や水辺に関わる市民団体や研究者、行政など多様な主体が集まり、それぞれの活動を発表しながら交流と議論を深める公開型のワークショップです。滋賀県と実行委員会が主催し、琵琶湖や流域の環境を守る市民活動の活性化を目的として開催されています。フォーラムでは、参加団体が日頃の取り組みや成果を発表した後、テーブルごとの議論やポスターセッションを通じて意見交換を行い、活動の「よいところ」を見つけ合いながら相互に学び合うことを重視しています。さらに、推薦された団体による全体討論では参加者全員が議論に参加し、活動の課題や可能性について理解を深めます。こうした交流の場を通じて、団体同士の新たな連携や情報共有が生まれ、地域の川づくり活動の広がりにつながっていることが紹介されました。
⑧高知県友釣連盟
高知県友釣連盟は、川と鮎釣りを愛する釣り人が集まり、河川の枠を越えて川の環境を守る活動を行っている団体です。発表では、きれいな川で釣りを続けたいという思いから、鮎資源の減少や河川環境の変化に向き合い、釣り人自らが環境保全に取り組んできた経緯が紹介されました。具体的には、鮎の産卵場づくりや冷水病対策の勉強会、遡上状況の調査、仁淀川リバーキーパー制度の立ち上げなど、研究者や行政と連携した取り組みが行われています。また、川に馴染みのない人にも河川環境の大切さを伝えるため、「清流めぐり利き鮎会」を開催し、河川ごとの鮎の味の違いを通じて川の価値を伝える活動を続けています。こうした取り組みにより河川の魅力を広く発信し、川を大切に思う人を増やしていくことの重要性が示されました。
金谷光人氏
金谷光人さんからは、四万十川の再生に向けた現状と今後の取り組みについて発表がありました。四万十川では近年、流入する濁水や河床の目詰まり、砂利の減少などにより、生物の生息環境の悪化が課題となっています。試験掘削の結果では、河床に大きな砂利が少なく、細かい土砂による目詰まりが進んでいる状況が確認されました。こうした状況を改善するため、河川敷の砂利を掘り起こして通水性を回復させる「リッパー掘削」による河床改善の取り組みが紹介されました。西土佐地区などで実施された掘削では、河床の透水性が回復し、水中環境の改善が見られるなど一定の効果が確認されています。今後は関係機関や地域住民と連携しながら、四万十川の環境再生に向けた取り組みを継続していく必要性が示されました。

株式会社KIRecub
株式会社KIRecubは、高知県梼原町を拠点に、森林と人をつなぐことを目的として活動する林業ベンチャー企業です。代表の下村智也氏が地域おこし協力隊としての活動を経て設立し、造林・育林、育苗、森林教育、木製品の製作など多様な事業を展開しています。戦後に植林された森林が伐採期を迎える一方で、植え直されないまま放置された山が増えていることを背景に、植栽放棄地へ新たな苗木を植え、次世代へ森林をつなぐ取り組みを進めています。また、林業を核に異業種との連携にも力を入れており、教育、観光、福祉、音楽などとのコラボレーションを通じて、これまでにない林業の形を模索しています。森林体験や環境教育を通じて都市と地域、人と自然の関係を再構築し、誰もが森林と関わりながら暮らす社会の実現を目指していることが紹介されました。
高知県 衛生環境研究所
高知県衛生環境研究所からは、河川の水質調査と環境学習の取り組みについて発表がありました。同研究所では、四万十川・仁淀川・物部川など県内主要河川の水質調査を行うとともに、小中学生を対象とした環境学習を実施しています。環境学習では、ブラックディスクを用いて水の透明度を測定する「清流度測定」や、水生生物調査などを体験しながら、川の状態を科学的に調べる方法を学びます。また、高知県では「四万十川の保全及び流域の振興に関する基本条例」に基づき、窒素・リンなどの水質指標に加え、指標生物40種を用いた独自の「清流基準」を設定し、水環境の評価を行っています。こうした調査と環境学習を通じて、川の状態を科学的に把握するとともに、次世代へ清流を守る意識を育てる取り組みが紹介されました。
株式会社佐竹ファーム
株式会社佐竹ファームからは、四万十川流域における生姜栽培と環境保全を両立させる取り組みについて発表がありました。同農園では約40年前から生姜栽培を行ってきましたが、土壌消毒剤や農薬の使用が河川環境に影響を与える可能性があることを踏まえ、自然と共生する農業への転換を模索しています。その取り組みとして、Nature Based Solutions(NBS)の考え方を取り入れ、農地の排水を湿地帯で浄化する実証実験を開始しました。実証圃場では湿地帯や砂利層を設けることで水の浄化と浸透を促す構造を整備しています。今後は水生植物の導入などによって浄化機能を高めるとともに、農業者や漁協、研究者などと連携した「NBSチーム四万十」を形成し、四万十川の環境保全と持続可能な農業の両立を目指していくことが紹介されました。
鏡川水生生物研究会
鏡川水生生物研究会からは、高知市を流れる鏡川の生物多様性を調査・研究し、市民へ伝える取り組みについて発表がありました。鏡川は都市部を流れる二級河川でありながら高い生物多様性を誇りますが、その価値が十分に知られていない現状があります。そこで同研究会では、魚類や水生昆虫などの調査採集を行い、得られた知見を観察会やイベントを通じて市民へ発信することで、身近な自然への関心を高める活動を行っています。団体は学生を中心に2025年に設立された若い組織であり、調査研究・普及啓発・生物とそれにまつわる文化の保全の三つを活動の柱として、鏡川の自然環境や文化を次世代へつないでいくことを目標としています。こうした調査と普及活動を通じて、地域全体で鏡川の価値を共有し、将来の保全につなげていく取り組みが紹介されました。
シマントモリモリ団
シマントモリモリ団からは、四万十川流域の森と川を未来へつなぐことを目的とした森林整備と体験活動の取り組みについて発表がありました。同団体は、自伐林業を基盤とした間伐や伐木などの森林整備を行い、山の健全な循環を保ちながら収入(時給換算で5000円~10000円)と環境保全を両立させる仕組みづくりに取り組んでいます。また、林業技術を学ぶ研修や講習会の開催に加え、木工製品の制作、カヌーやSUP体験、軽トラサウナなどを活用した自然体験活動も実施しています。これらの活動を通じて、森と川がつながる流域環境の大切さを地域内外の人々に伝え、里山の保全や地域づくりにつなげることを目指しています。発表では、林業で使うチェーンソーや重機操縦の技術が、災害からの復旧の際にも役に立つことが紹介されました。
れいほく地域集落活動センター連絡協議会
れいほく地域集落活動センター連絡協議会からは、吉野川流域における地域住民の連携による川づくりの取り組みについて発表がありました。嶺北地域にある12の集落活動センターが連携し、河川の清流保全や地域環境の再生を目的とした活動を進めています。流域各地では、水生生物調査や川遊び、安全教室などを通じて子どもたちが安心して川に親しめる環境づくりを行うとともに、植樹活動や景観整備などにも取り組んでいます。また、登山口となる立川川源流域の整備や河川周辺の環境改善を進めることで、観光客の満足度向上や地域住民の利便性向上にもつなげています。こうした活動は、地域の小学生による川をテーマとした図画コンクールや放流イベントなどにも広がり、地域ぐるみで川の環境を守り育てる取り組みとして展開されていることが紹介されました。

ふるさとの川 本宮川を取り戻す会
ふる里の川 本宮川を取りもどす会からは、高知市旭地区を流れる地域による本宮川の環境保全の取り組みについて発表がありました。本宮川は市街地を流れる約1.5kmの農業用水路ですが、水質が良く、ホタルや小魚が生息する身近な自然環境が残っています。同会は町内会を中心とした任意団体として約10年前に結成され、川底のごみ拾いから活動を開始しました。地域では過去に本宮川産ホタルの幼虫放流や植栽、空石積みなどの保全活動が行われ、現在もホタルが生息する環境が維持されています。一方で、大雨時の水門閉鎖によって川が干上がる「水無川問題」が長年の課題となっており、同会では小学校への出前授業やごみ拾い活動などを通じて子どもたちと継続的に関わりながら、川の環境を守る意識を地域全体へ広げていることが紹介されました。

⑰安田川を美しくする安田町民会議
町民の財産である安田川を次世代へ引き継ぐことを目的として平成元年に設立された団体です。安田川は馬路村の稗己屋山を源流とし、森林に囲まれた流域を流れる清流で、利き鮎会でも準グランプリを2回もとっている鮎の名川としても知られています。年1回の水質調査や水生生物調査、地域住民や中学生、JA青壮年部などが参加する河川清掃活動など、地域ぐるみで続けてきた保全活動が紹介されました。特に小学校3〜4年生を対象とした水生生物調査は27回目を迎え、また、中学生が不法投棄防止の看板をデザインするなど環境学習と連携した活動も行われています。一方で、山林の荒廃による河床環境の変化や長期的な透明度の低下などが課題として挙げられ、今後も地域全体で清流を守る取り組みを続けていく必要性が示されました。
物部川21世紀の森と水の会
物部川21世紀の森と水の会からは、香美市の香長小学校と連携した「感動体験」を核とした環境学習について発表がありました。本活動は2014年に始まり、子どもたちが物部川流域の自然や森林の役割を体験的に学ぶことを目的として継続されています。児童は山や川に入り、森林観察や水生生物調査、川の安全学習などを通して自然環境を理解するとともに、地域の大人や専門家と交流しながら学びを深めています。奥山自然林の観察や植生調査なども行われ、森林と川のつながりを実感する機会となっています。また、長年の継続により子どもたちの環境意識の向上や地域への愛着の醸成にもつながっていることが紹介されました。こうした学校・地域・専門家が連携した流域学習の取り組みが、次世代の川づくりを担う人材育成につながっていることが示されました。

四万十市 まちづくり課
四万十市まちづくり課からは、「四万十川かわまちづくり計画」の取り組みについて発表がありました。本計画は、四万十川の河川空間を活用しながら地域の魅力向上と交流人口の拡大を図ることを目的とした取り組みです。四万十川沿川では菜の花まつりや花火大会、リバーフェスティバルなどのイベントが開催され、観光遊覧船やカヌー体験など多くの人が訪れる観光資源となっています。一方で、少子高齢化による人口減少や河川敷施設の利用者減少、川と安全に触れ合える場所の不足などが課題として挙げられています。計画では「川でつながるひと・まち・未来の創生」を基本方針に、安全に水辺へ近づける空間整備や地域・民間による河川利用の促進、川とまちの回遊性向上などを進め、四万十川と共に生きる地域づくりを目指していることが紹介されました。
いい川・いい川づくり実行委員会事務局
「“いい川・いい川づくり”ワークショップ」は、1998年に「川の日ワークショップ」として始まり、全国の市民団体や行政、研究者などが参加して“いい川”とはどのような川かを議論しながら学び合う公開型の交流の場として発展してきました。これまで27回開催され、延べ1,300件以上の団体が参加しており、全国各地や海外へもネットワークが広がっています。ワークショップでは、参加団体が3分間の発表を行い、その後テーブル討議や公開選考、討論を通して互いの取り組みの価値や可能性を共有します。評価は優劣を決めるものではなく、地域と川の関わりや協働のプロセス、新しい発想などを重視する点に特徴があります。次回は2026年11月7日(土)8日(日)に高知で開催予定であり、今回参加した団体に参加を求めました。

各発表5分、質疑応答の時間5分でしたが、活発な意見が交わされました。写真で会場の雰囲気がお分かりいただけるかと思います。

■グラフィックレコーディング

ステージ発表は5名のグラフィックレコーダーにまとめてもらいました。私たちが企画する会としては初めての試みでしたが、参加者の皆様からも多くのお褒めの言葉をいただきました。1日目の基調講演をおつとめ頂いた鎌田先生からは、「私は今までこうしたイラストによるまとめを評価していなかったんですが、議論をするうえで効果的だということが分かりました。考え方を改めねばいけませんね。」という手放しの絶賛までいただきました。レコーダーの皆さん、ありがとうございました。

クロストーク

 後半のクロストークは、各団体のステージ発表後にくじ引きを行い、2つのグループに分けました。ファシリテーターは瀧健太郎先生(京都大学防災研究所水資源環境研究センター教授)に務めていただきました。瀧先生のご提案で、各団体話すことは2つ。一つは話しきれなかったことの補足。もう一つは、「一緒に組んでみたい、あるいは活動に惚れた団体へのラブコール。」です。自分達が取り入れられそうな他の団体のいいところ、気づきをもらえたこと、純粋に面白いと感動したことなど、今日この場だからこそ生まれるものを大切にできるようにというつもりで用意しましたが、これがピタリとはまって大盛り上がり。相思相愛の団体も生まれれば、ラブコールが集中する団体もありました。

ファシリテーターの瀧先生からフォーラム全体を通しての講評

 グラレコ、すごかったです。文字の塊って、11文字まではパッと見て分かるので、新聞の見出しって大体11文字以下になってるんです。今日のグラレコ、大体11文字以下でまとめてるので、実は字も絵もパッと見ただけで分かる。あれを見ただけでその時登壇されてた方の顔が浮かうので、皆さんも今日のことを忘れないためのとても大事なメッセージになっていると思うし、今日会場に来ていない人たちに今日のワクワクを伝えるためのいい道具にもなると思います。本当にいい仕事をしてもらいました。今日、好きだという気持ちが伝播していくことを皆さん感じていただけたと思います。山の人、川の人、それから里の人、今まで交流がなかったところがこんなにも同じ舞台に当事者としてコミュニケーションできたことで、あまりこういうことに興味のない人たちともつながるヒントを得られたのではないかと思います。


 今日ちょっと驚いたのは、吉野川で活動されていて、下流の香川の人は上流の人に感謝してくれるけど、上流は吉野川を他人のための水だと思っているという話。琵琶湖も同じで下流の大阪や京都の水がめになってるけど、琵琶湖の人は琵琶湖が大好き。下流の人のこと(ばかり)考えずに、目の前の川を愛して楽しむというのも大事かもしれません。誰かのためというよりも、自分達が楽しいということに結びつけながらやっていくのも大事なんじゃないかと思いました。
 それから、高知にはスゴイ先生、先達がおられることが分かりました。そこに学ぶべきとびきりの環境がある。すべてが揃っているので、とてもレベルの高い議論だったと思います。このレベルの高さを皆さんに実感してもらいつつ、高めて、深めて、さらに外に発信して、多くの人を巻き込んでいってもらえたらと思います。

会が終わってからも、会場のあちこちで話しに花が咲いて、皆さんなかなか帰ろうとしませんでした。それだけいい会だったのだと思います(再び自画自賛)。来年もこのような会を用意する予定ですので、多くの皆さんに来ていただければ嬉しいです。ご登壇いただいた団体の皆さん、ポスター参加してくださった皆さん、会場に来てくださった皆さん、当日運営に駆け回った下さったスタッフの皆さん、そしてこの会を用意してくれた高知県林業環境・振興部 自然共生課の皆さん、本当にありがとうございました。

また、来年おあいしましょう。

2日目 2月21日(土)
【第二部】 ワークショップ と クロストーク
高知県内の活動団体同士がお互いの活動を知り、交流することを目的とした1日です。今後の連携や相互協力につながれば万々歳。高知の自然が大好きな人たちと繋がることができた一日でした(自画自賛)。
ワークショップ 20団体程度が登壇 各団体 発表5分・質疑応答5分
クロストーク  取組発表団体の半分ずつが登壇し、意見交換をしました。
  ファシリテーター  京都大学防災研究所 水資源環境研究センター
            社会・生態環境研究領域 教授  瀧 健太郎 氏
【ポスター展】2月21・22日 両日開催
第2部の発表者以外の個人や団体も出展可能
取組内容や成果、活動の様子などを会場ロビーに2日間展示しました。

主催:高知県
共催:四万十川総合保全機構 仁淀川流域交流会議 仁淀川清流保全推進協議会 高知市 物部川流域ふるさと交流推進協議会 物部川清流保全推進協議会

本事業は森林環境税を活用しています