四万十川財団HPのメールフォームからこんな問い合わせメールが来ました。


四万十川財団さま

(注:前文省略してます)

僕は数年ほど前から、noteというブログサイトのharunire0321というアカウントで、樹木図鑑を作っており、日本各地の森、樹木に関する記事を作成しています。特に日本の森を訪ねる「森旅行記」系の記事では、noteおすすめ記事に登録されるなど反響を頂いており、現在この森旅行記の記事をさらに充実させたいな、と考えております。

そこで、「日本各地の森、樹木を広く浅く見続けてきた自分からの視点」「ひとつの森を愛し、長い間見守り続けてきた人からの視点」の両方の観点から一箇所の森を考察し、その魅力、価値等を発信する記事を書く、という発案を自分の中でいたしました。この計画の最終的な目標は、樹が好きな自分だからこそ書ける視点で、普通の観光ガイドには載っていないような、コアな内容の森の紹介記事を書くことです。

四万十川流域には、四国の原生的な自然を色濃く残した、素晴らしい天然林があると聞いたことがあります。そのため、ぜひとも四万十川の森についての記事を書きたいと考えております。

そこで、四万十川財団さまには、四万十川流域の森、植生、植物のことをよくご存知でおられる方をご紹介していただけないかな、と思っております。
林業関係者、研究者などの職種は問わず、四万十川の森と長く付き合っているような方が財団の関係者にいらっしゃいましたら、おつなぎいただけないでしょうか?そして、とし可能であればその方に四万十の森をご案内いただき、肌で四万十の森の魅力を感じて、記事を作りたいと考えております。

もちろん、四万十川まで実際に行く場合の旅費等はすべて自分で負担します。

(中略)

四万十の森の新たな魅力を引き出した記事を書き、四万十川財団さまの活動のお役に立ちたい、と思っております。お力添えをいただけると、幸いです。

よろしくお願いいたします。お忙しい中、お読みくださり、ありがとうございました。

ぼくのnoteアカウントはこちらです↓
https://note.com/harunire0321

森旅行記は、こんな感じで書こうと思っています↓
https://note.com/harunire0321/n/n2c88f83bb8de

https://note.com/harunire0321/n/nfaab50eda3cc

https://note.com/harunire0321/n/n9feb4197b24b

https://note.com/harunire0321/n/nd3e1b0f83c0d

https://note.com/harunire0321/n/n89b0fd45bf72

https://note.com/harunire0321/n/n8ab73c1c93f2

このメールの送り主はなんと19歳。しっかりしていますね。もちろんご協力いたします、ということで、お二人の方をご紹介しました。お一方は森下嘉晴さん。林野庁職員で四万十川流域の森林に詳しいのみならず、樹木をテーマに作品を作る画家さんでもあります。

もうお一人は、われらが池田十三生(とみお)さん。財団評議員でもあり、四万十川上流淡水漁協の組合長でもあり、四万十町観光協会の会長でもあり、四万十町の文化財の審議委員でもあり、そして遠山の自然を守る会や朝霧森林クラブの活動を通して四万十川流域の植物の保護活動もしている、一言では何屋さんか説明できないスーパーマンです。

トミさんが午前中だけならということだったので、財団事務所から近場をめぐりました。松葉川方面に行き、山林で財を成した人の碑を見てから、北ノ川の「オツグロ様」の檜へ。峠を降りてきたところにあるこの檜は、旅人の目印として知られてきたそうですが、地元の方が祠を奉納したところ、根元から榊が生えてきたというパワースポットです。不思議なこともあるものですね。

このあと、法師ノ越水路を見たあと、河内神社へ。ここの社叢林には切り残された天然ヒノキが3本だけ残っているんだそうです。

河内神社前の河原にはハンミョウが群れていました。

そこから松葉川温泉裏の木屋が内へ。3000Haの植林に苗木を供給した苗畑跡や、四万十帯の震源断層、トキワガキ自生地をご案内しました。

当日の詳細についてはそのうちharunire0321さんのブログで紹介されると思います。アップされたらご報告しますね。

※アカウント名が「日本花卉文化株式会社」に変わっていますが、当日の四万十川探訪をもとにしたブログはこちら。
清流には、森が溶けている ~四万十川の森紀行~ その①
清流には、森が溶けている ~四万十川の森紀行~ その②